EURO、準々決勝に勝ち残った8チーム。躍進続くアイスランド。優勝候補本命は?【編集部フォーカス】

6月30日(木)10時1分 フットボールチャンネル

ポーランド

 いよいよ準々決勝に突入するEURO2016。ラウンド16からは一発勝負の戦いに突入し、より一層激しい試合が繰り広げられている。この熱戦を勝ち抜くのはどのチームだろうか。準々決勝に勝ち残った8チームを紹介する。

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【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
7.00(5位)

【FIFAランキング】
27位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
グループステージ敗退(2008年、2012年)

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
北アイルランド戦(勝):1-0
ドイツ戦(分):0-0
ウクライナ戦(勝):1-0

■ラウンド16
スイス戦(分):1-1(PK戦勝利:5-4)

 グループステージで2勝1分の成績を残しグループ2位で突破したポーランド。チームのエースであるロベルト・レバンドフスキの調子が上がらない中、1点の奪い合いを制して勝ち上がってきた。

 決勝トーナメント1回戦ではスイス代表とPK戦にまでもつれ込む接戦を演じ、全員がPKを成功させてベスト8に駒を進めている。次の試合でも粘り強さを発揮することができれば、ベスト4入りも夢ではないだろう。

ポルトガル

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
7.00(6位)

【FIFAランキング】
8位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
準優勝(2004年)

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
アイスランド戦(分):1-1
オーストリア戦(分):0-0
ハンガリー戦(分):3-3

■ラウンド16
クロアチア戦(勝):1-0

 ポルトガルはグループステージで3戦連続引き分け3位になったものの、各グループ3位の中で成績上位チームとなったため決勝トーナメント進出を果たした。ハンガリー戦ではクリスティアーノ・ロナウドが2得点1アシストの活躍を見せ、チームの危機を救う。

 ラウンド16では0-0のまま延長戦に突入した末に、C・ロナウドのチャンスからリカルド・クアレスマがゴールを決め、今大会好調だったクロアチアを相手に1-0の勝利をおさめている。

ウェールズ

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
26.00(7位)

【FIFAランキング】
26位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
初出場

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
スロバキア戦(勝):2-1
イングランド戦(負):1-2
ロシア戦(勝):3-0

■ラウンド16
北アイルランド戦(勝):1-0

 チームの中心であるガレス・ベイルが強烈なFKを2本決め、注目が集まっているウェールズ。クリス・コールマン監督が作り上げたチームはベイルだけでなく、出場メンバー全員がタフに戦い続けた。

 初めてのEURO本大会出場、1958年ワールドカップ以来の主要国際大会出場ながら、グループステージを見事に1位突破。準々決勝でも北アイルランド相手のフィジカルを前面に押し出した戦いに苦戦はしたものの、勝利を収めた。

 イングランド、北アイルランドと2度の“バトル・オブ・ブリテン”を制し、英国4協会中3協会が出場した今大会で勝ち残っているのはウェールズだけだ。準々決勝では若きスター軍団ベルギーと対戦する。

ベルギー

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
5.00(3位)

【FIFAランキング】
2位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
準優勝(1980年)

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
イタリア戦(負):0-2
アイルランド戦(勝):3-0
スウェーデン戦(勝):1-0

■ベスト16
ハンガリー戦(勝):4-0

 2000年の自国開催以来のEURO本選出場となったベルギー。ブラジルW杯ではベスト8まで進出。昨年の11月にはFIFAランキング1位にもなった。多くの選手がビッグクラブに所属しており、若きスター軍団として今大会注目のチームの1つであった。初戦のイタリアには国際舞台での経験の差を見せつけられたが、アイルランド戦からはその力を発揮し、前線のタレントが躍動している。

 チームとしての戦術、攻撃の形の構築には戸惑っている様子だが、個々の能力は他国に引けを取らない。ベルギーの英雄であるマルク・ヴィルモッツ監督の下、団結を保ち、モチベーションを維持することができれば、ファイナルまで進出することは十分可能だ。

ドイツ

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
4.00(2位)

【過去の最高成績(EURO本大会)】
優勝(※1972年、※1980年、1996年)
※西ドイツ時代

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
ウクライナ戦(勝):2-0
ポーランド戦(分):0-0
北アイルランド戦(勝):1-0

■ラウンド16
スロバキア戦(勝):3−0

 高いポゼッション率でボールを支配し、どこからでも得点を奪えるドイツだが、グループステージに関しては世界チャンピオンの力強さは影を潜めた印象だ。それでも、大会が進むにつれてメンバーも固まってきた。

 迎えたラウンド16のスロバキア戦は、前半立ち上がりにボアテングのゴールで先制すると、PKのチャンスはエジルが決め損ねたが、マリオ・ゴメスが追加点を奪って前半だけで2-0とした。そして後半にもドラクスラーが1点を挙げ、危なげなく勝利した。

 盤石の強さを示す形でベスト8に駒を進めたドイツは、準々決勝でイタリアと対戦する。史上最多となる4度目の欧州制覇へ向け、ドイツは突き進む。

イタリア

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
6.50(4位)

【FIFAランキング】
12位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
優勝(1968年)

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
ベルギー戦(勝):2-0
スウェーデン戦(勝):1-0
アイルランド戦(負):0-1

■ラウンド16
スペイン戦(勝):2-0

 本大会前は決して前評判が高くなく、イタリア国内でも期待は薄かったという。特にセリエA王者ユベントスの選手で固められた守備陣に対して前線のタレントは不足していることが懸念されていた。

 しかし、前評判が悪い時に輝くのがイタリア代表の真骨頂。決勝トーナメント進出が決定したあとに迎えたアイルランド戦は苦杯を舐めたが、スペイン戦では2連覇中の欧州王者を寄せ付けない強さを見せた。

 伝統の守備は健在ながら、懸念されていた攻撃陣もストロングポイントとなりつつある。次戦は世界王者・ドイツ。国際大会では8戦無敗というデータもあるが、果たして……?

フランス

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
3.75(1位)

【FIFAランキング】
17位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
優勝(1984年、2000年)

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
ルーマニア戦(勝):2-1
アルバニア戦(勝):2-0
スイス戦(分):0-0

■ラウンド16
アイルランド戦(勝):2-1

 グループステージを首位通過し、ラウンド16でアイルランドとの一戦に臨んだフランス代表。開始直後にPKを献上し、先制ゴールを許してしまう。だが後半からポグバをボランチの位置に下げる4-2-3-1に変更すると完全に相手を押し込む格好に。攻撃に関しては今大会ベストと言える45分だった。

 アルバニア戦後にデシャン監督は、ポグバが4-2-3-1のボランチで力を発揮する選手ではないと語っていた。だがアイルランド戦では、状況を見てあっさりと前言撤回となる采配をふるっている。このあたりは、勝つための術を知り尽くした指揮官ならではのものだろう。

 カンテとラミを出場停止で欠くアイスランド戦にはどのような陣容で臨むのか。カンテの穴については、そのまま代役を立てるか、4-2-3-1で乗り切るかのいずれか。そして、コシェルニーとCBのコンビを組むのはウンティティになりそうだ。

 アイルランドの肉弾戦に苦しんだフランス。サンドニに戻ってきた開催国は、アイスランドとの一戦でも同様の困難に直面するのだろうか。

アイスランド

【優勝オッズ】(ウィリアム・ヒル、6/29時点)
34.00(8位)

【FIFAランキング】
34位

【過去の最高成績(EURO本大会)】
初出場

【準々決勝までの戦績】

■グループステージ
ポルトガル戦(分):1-1
ハンガリー戦(分):1-1
オーストリア戦(勝):2-1

■ラウンド16
イングランド戦(勝):2-1

 一体誰がアイスランドのベスト8進出を予想できただろうか。グループステージを無敗で勝ち上がり、ベスト16ではイングランドを撃破。人口わずか30万人の小国の快進撃が止まらない。

 失礼を承知で言えば、彼らには技術はない。だが、彼ら自身もそれを認識しているのが功を奏している。ショートパスはあまり使わず、得意のロングボール・ロングスローでビッグチャンスを作り出している。決して美しくはないが、チーム一丸となってゴールに突進する姿は、ある意味爽快だ。事実、グループステージでのゴール決定率24%は出場国で最も高い数値となっている。

 ベスト8で対戦するフランスはアイルランド(ベスト16)に肉弾戦に持ち込まれ苦戦を強いられた。これは彼らにとって好都合である。ボールがパリの空に舞うたび、アイスランドにチャンスが生まれ、フランスは苦しめられる。

フットボールチャンネル

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