大谷翔平の獲得に影響!? 永久欠番「17」を有したメッツ伝説OBの発言が波紋「彼はつけられない」「聞かないでくれ」

2023年7月1日(土)16時0分 ココカラネクスト

エンゼルス入団以来、背番号17を背負ってきた大谷。その番号が米球界で小さくない話題となっている(C)Getty Images

 連日のようにありとあらゆる話題を提供する大谷翔平(エンゼルス)。米球界において彼に関する娯楽は尽きないなかで、一人のレジェンドが放った言葉が注目を集めている。

 注目を集めるキッカケとなったのは、現地6月28日に行なわれたメッツとブリュワーズによる一戦での一コマだった。地元放送局で解説を務めた元メッツのキース・ヘルナンデス氏が、今季終了後にFA(フリーエージェント)となる大谷の去就に関しての気になる発言をしたのだ。

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 現役時代にはMLB通算2182安打を記録。80年代を代表する巧打者として名を馳せたヘルナンデス氏。昨年7月にはメッツ時代の背番号17が同球団の永久欠番となっていたのだが、この背番号は他でもない大谷がエンゼルスで愛用しているナンバー。それだけに仮にメッツ入団が決まった際に着用を認めるかが議論ともなっていた。

 ただ、ヘルナンデス氏にもレジェンドとしての意地がある。試合中継中に実況アナウンサーから「もしも、メッツがオオタニを獲得したら、彼に17番をつけさせますか?」と単刀直入に問われると、「いや、彼はつけられないよ」とキッパリ。さらに「もしあなたが許可すれば、彼は17番をつけられるけど?」と問われると、「そんなことは聞かないでくれ。それ(背番号)は、もう垂木の中にあるんだ」と独特な言い回しで一蹴したのである。

 大谷が背番号に執拗に執着するとは考えにくい。ただ、頑として態度を改めなかったヘルナンデス氏の発言は小さくない波紋を広げた。2年間メッツに在籍していたマーカス・ストローマン(現カブス)は自身のツイッターで「オオタニはどこに行こうと背番号17に値する」とし、こう笑ってみせた。

「どこかの恐竜(年寄りへの皮肉)が背番号を譲らないがために、フリーエージェントでオオタニほどの選手を失うことを想像してみてくれよ(笑)」

 球界でも屈指の資金力を持つメッツは最低でも6億ドルの支払いは必至と見られる大谷の獲得競争においても有力候補と見られている。だが、レジェンドの「こだわり」が思わぬ障壁になるかもしれない(!?)

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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