【J1リーグ2023】第19節ベストイレブン

2023年7月3日(月)18時0分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

6月30日から7月2日にかけて行われた、2023明治安田生命J1リーグの第19節では、MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、FW小川航基(横浜FC)、FW町野修斗(湘南ベルマーレ)といった選手たちが、退団に伴いラストマッチとなった(小川は出場なし)。


ここでは、そんなJ1第19節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。




名古屋グランパス GKランゲラック 写真:Getty Images

GK:ランゲラック(名古屋グランパス)


第18節で連勝がストップした名古屋グランパスは、今第19節で川崎フロンターレと対戦。川崎の苛烈な攻撃にさらされながらも、GKランゲラックがことごとくこれを弾き返し続けた(2-0)。エリア内まで侵入され、強烈なシュートを浴びても冷静なセービングで対応。至近距離から放たれるシュートにも対応しきるなど、終始安定感のある働きで久々の無失点勝利に大きく貢献した。




名古屋グランパス DF藤井陽也 写真:Getty Images

DF:藤井陽也(名古屋グランパス)


川崎フロンターレを相手に、見事無失点勝利を飾った今第19節の名古屋グランパス(2-0)。川崎の攻撃陣を相手に、守備陣の冷静な対応が随所に光った。特に攻撃につながる守備対応を見せていたのがDF藤井陽也だ。一瞬のスピードを活かし、完全に読み切ったパスカットを見せるなど、攻撃的な守備で完封勝利に貢献した。




アルビレックス新潟 DF新井直人 写真:Getty Images

DF:新井直人(アルビレックス新潟)


開幕直後の好調ぶりとは違い、直近は5戦勝ち無しと苦しむ中第19節を迎えたアルビレックス新潟。上位につけるサンフレッチェ広島を相手に、2-0で無失点勝利を飾った。左サイドバックに入ったDF新井直人は攻守に存在感を示していた。攻撃ではエリア内へのスプリントで2点目をもたらす働きを、守備では中への侵入に対して鋭く反応したカバーリングをそれぞれ見せ、久々となる勝利の立役者となった。




横浜F・マリノス DF松原健 写真:Getty Images

DF:松原健(横浜F・マリノス)


第19節で湘南ベルマーレを相手に4-1と快勝した横浜F・マリノス。ゴールラッシュの口火を切ったのがDF松原健だ。開始早々に得たチャンスで豪快に振り抜いたミドルシュートで先制点を奪うと、その後も華麗なボールタッチで相手をかわす姿を見せるなど躍動。PKで1点を献上したものの、6連勝を果たしたチームで自身の役割をまっとうした。




横浜F・マリノス MF渡辺皓太 写真:Getty Images

MF:渡辺皓太(横浜F・マリノス)


連勝街道をひた走る2022シーズンの王者横浜F・マリノス。今第19節も、湘南ベルマーレを相手に4-1と圧巻の試合運びで勝利を収めている。今節目立った厚みと速さのある激しい攻撃を支えていたのが、MF渡辺皓太だ。中盤でボールを奪っては、速く正確な縦パスで攻撃につなげ、3点目の場面では自ら奪って運び起点となるなど、大いに存在感を示した。


浦和レッズ MF岩尾憲 写真:Getty Images

MF:岩尾憲(浦和レッズ)


サガン鳥栖を相手に、2-1で接戦を制した第19節の浦和レッズ。序盤に先制を許す難しい展開の中でも、MF岩尾憲の冷静なプレーぶりは随所に光っていた。1点目のサイドの崩しでは的確なパス回しで絡み、一瞬の隙も見逃さない超ロングフリーキックでチームに逆転ゴールをもたらしている。安定感のあるつなぎと、2点に絡む活躍でチームの連勝に大きく貢献したと言えよう。




アビスパ福岡 MF金森健志 写真:Getty Images

MF:金森健志(アビスパ福岡)


4連敗と苦しむアビスパ福岡は、連勝で波に乗るセレッソ大阪と今第19節で対戦。試合序盤に得た1点を守り抜き、5月3日以来となる勝利を収めた。そんな久々の白星に大きく貢献したのがMF金森健志だ。先制点の場面では、縦突破からタイミングを外したクロスでアシストを記録。その後も終盤まで仕掛ける姿勢を崩さない怖さを見せている。また、素早い切り替えのプレスバックなど守備でも躍動。福岡のJ1通算100勝となる節目の試合で存在感を示した。




FC東京 MF俵積田晃太 写真:Getty Images

MF:俵積田晃太(FC東京)


新体制での連勝を狙うFC東京は、第19節で同じく今季監督交代に踏み切った柏レイソルと対戦。1-0で接戦をものにした。序盤から攻勢に出たチームにあってMF俵積田晃太は再三左サイドから仕掛け、ファウルでしか止められないような切れ味鋭いドリブルを披露。結果的に唯一の得点となった先制点の場面では、ピンポイントのクロスでアシストも記録した。




名古屋グランパス MFマテウス・カストロ 写真:Getty Images

MF:マテウス・カストロ(名古屋グランパス)


川崎フロンターレを相手に2-0で勝利を収めた第19節の名古屋グランパス。今節も鋭い攻撃を牽引したのが、MFマテウス・カストロだ。敵陣深くを抉る突破などで決定機を演出し、先制点の場面でも鋭いクロスで相手GKのミスを誘発。得点こそ挙げられなかったものの、攻撃時には圧倒的な存在感を放ち怖さを出し続けていた。




アルビレックス新潟 FW三戸舜介 写真:Getty Images

FW:三戸舜介(アルビレックス新潟)


6月のMF伊藤涼太郎の海外移籍(シント=トロイデン)以降、誰が攻撃を牽引していくのかが注目されるアルビレックス新潟。今第19節の活躍を見れば、FW三戸舜介はその筆頭候補と言えよう。序盤から効果的なドリブルで味方の時間を作り、一瞬のスピードとボールタッチから先制点をマーク。2点目の場面でもスピード感を活かしたボールの出し入れに絡んだ。2試合連続となる最前線での起用に応える活躍で、上位撃破に貢献した(対サンフレッチェ広島2-0)。




横浜F・マリノス FWアンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

FW:アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)


5連勝と絶好調の横浜F・マリノスは、今第19節の湘南ベルマーレ戦でも圧倒的な攻撃力を見せて連勝を6に伸ばした(4-1)。2得点を挙げ大勝に貢献したのがFWアンデルソン・ロペスだ。1点目の場面では、相手のミスで得たチャンスを確実に仕留める決定力を、2点目の場面ではコースを突くヘディング技術をそれぞれ見せつけた。今季も後半戦に入り、首位を走る横浜FM。得点ランキングトップを走るロペスが、どこまで得点数を伸ばすのかにも注目だ。

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