「打順のどこを打ってもかまわない」 無敵のリードオフマン、ベッツをして"大谷ファースト"にさせる異能さとは

ベッツも大谷の才能を高く評価している(C)Getty Images
現在、IL入りして調整中のドジャースのムーキー・ベッツが現地7月3日(日本時間4日)、復帰後のプランを明かした。
ベッツは6月16日のロイヤルズ戦プレー中に死球を受けて左手骨折で現在、離脱中。この日は本拠地の練習後にメディアの取材に応え、復帰後は今季の定位置となっていた「1番・遊撃」にこだわらない考えを示したという。
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地元メディア「ドジャー・ブルー」は公式Xでベッツの発言について「ムーキー・ベッツは、復帰したら二塁、外野、遊撃手としてプレーする用意があると語った。またドジャースがショウヘイ・オオタニを先頭打者に据えたいのであれば、打順のどこで打っても構わないという」と伝えた。
大谷が離脱するまでのベッツの1番打者としての奮闘ぶりは知られていた。72試合に出場し、打率「.304」、10本塁打、40打点、9盗塁をマーク。特に開幕直後は本塁打を量産、1番からベッツ、大谷、フリーマンのMVPトリオが顔をそろえることでチームに快進撃をもたらしていた。
そんな大きな穴が懸念された1番打者の座において、留守を任された大谷がしっかり役割を果たしている。
現地3日(日本時間4日)の試合前まで14試合で打率「.352」をマーク、直近10戦7発と「最強1番打者」として、いかんなく力を発揮している。
こういった状況も受けてチームの勝利を優先させるためにベッツは、自身の打順、また守備位置に関してもこだわらない姿勢を示したとされる。
ベッツは大谷についてさらにこう語っている。「彼はただショウヘイのままです。すべてが素晴らしいのですが、あまりに素晴らしいので、もうそれほど素晴らしいとはいえません」とあまりの異能ぶりに最敬礼の姿勢も示した。
7月に入っても2日(同3日)の試合で豪快な27号アーチをかけるなど快進撃を続ける大谷。同僚の信頼も深まる一方のようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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