久保、鈴木、遠藤も…パリ五輪”選外”に安堵の声が続々 ソシエダにとって「素晴らしいニュース」、リバプールには「大きな弾み」

2024年7月5日(金)16時30分 ココカラネクスト

久保や遠藤らの選外について地元紙から安堵の声が続いた(C)Getty Images

 パリ五輪に挑むU-23日本代表のメンバーが発表された。藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)や細谷真大(柏レイソル)などが順当に選ばれたが、世代屈指のタレントである久保建英(レアル・ソシエダ)や鈴木唯人(ブレンビー)が選外となり、オーバーエイジ枠の選手も0人だった。

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 五輪はインターナショナルマッチウィーク外の開催で招集に拘束力がないため、選出にはクラブの了承を得なければならない。久保や鈴木唯、オーバーエイジ選手を選べなかった理由について、山本昌邦ナショナルチームダイレクターが会見で次のように説明した。

「現場からオーバーエイジの希望はあり、1年以上かけて海外組の調整は進めてきましたが、監督が変われば選手の立ち位置も変わるなかで、先を予測した交渉は困難を極めました。オーバーエイジに限らず、A代表でも活躍しているこの年代の久保建英選手、鈴木唯人選手、鈴木彩艶選手も招集が叶いませんでした。彼らはチームでとてつもなく大きな存在で、必要とされているからこそ、困難な状況になったと思っています」

 山本ナショナルチームダイレクターの言うとおり、招集できなかった選手たちが「チームでとてつもなく大きな存在」なのは明白だ。実際、スペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』は久保の選外について次のようにレポートしている。

「イマノル・アルグアシル監督にとって素晴らしいニュース。レアル・ソシエダからの要望によって予想通り、クボはパリ五輪に招集されず、クラブでプレシーズンを過ごす。スタッフ陣がパリ五輪への扉を閉じるように促した理由は、リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグ以外にもアジアカップなどの国際試合をこなし、試合や移動が多すぎたからだ。現状、クボは11日から合流予定で、プレシーズンの大部分で大スターを起用できるのは大きい」

 デンマークメディア『bold』も「ブレンビーのスズキが選ばれていないのは注目に値」と伝えれば、リバプール専門メディア『THIS IS ANFIELD』もオーバーエイジ候補として噂されていた遠藤航の選外を喜んでいる。

「エンドウはパリ五輪への参加を希望していたが、リバプールは友好的な解決に達したようだ。アルネ・スロット新監督が夏の間にすべての選手を見極めようと躍起になっているのだから、プレシーズンの間にエンドウを欠くことがないのは大きな弾みだ」

 招集できなかった選手たちの活躍をパリ五輪で見られないとはいえ、所属クラブで必要とされているのは重要な事実だろう。プレシーズンで十分な準備を整え、新シーズンでの好スタートを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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