【FC東京vs鹿島プレビュー】過去通算対戦成績では鹿島が圧倒…FC東京は鹿島相手に今季開幕戦勝利の再現を狙う

2017年7月7日(金)19時2分 サッカーキング

FC東京の永井謙佑はスピードに加え、運動量やプレーの連続性も持つ。速攻のカギを握る [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

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■FC東京 堅守からの素早いカウンターにハマる、永井謙佑の1トップ

【プラス材料】
 リーグ前節のC大阪戦(1−3)では、永井謙佑が移籍加入後初の1トップとして先発。ディフェンスラインからのフィードを受けて相手ゴール前まで独走し、ピーター・ウタカの先制点を引き出した。追加点こそ奪えなかったが、その後もC大阪ゴールを脅かした。永井には持ち前のスピードに加え、運動量やプレーの連続性もあり、相手に脅威を与え続けることができる。それを生かすためにも、堅守から素早いカウンターを狙う意識をチームとして徹底したい。

 また、長期離脱から復帰した米本拓司がコンディションを高めている。6月21日に行われた天皇杯2回戦長野戦では120分間出場するなど、起用に目処が立ったこともプラス材料だ。

 今節の相手である鹿島とは開幕戦で対戦。出足の早さ、球際の勝負で相手を上回り、1−0で勝利を掴んだだけに、その再現を求めたい。

【マイナス材料】
 前節の前半は、C大阪に対して互角以上の戦いを見せて先制点を奪ったが、前半終了間際に森重真人が足首を負傷して交代。左外側踝付近の脱臼により、長期離脱を余儀なくされることになりそうだ。森重はこれまでリーグ戦全試合にフル出場しており、間違いなく守備の要だ。大久保嘉人に続いての主力の離脱は、チームにとってさらなる痛手である。特に前節は、同点に追いつかれた後に慌ててしまい、自ら崩れる形で失点を重ねた。リーグ戦はここまで、1点でも失点を喫した試合では一度も勝利がなく、自信も失いがちだ。

 今節は吉本一謙と丸山祐市がセンターバックとしてコンビを組むことが予想されるが、チーム全体で立て直しを図り、守備意識を再構築することが必要だ。反撃を受けた時にリズムを取り戻せず、流れを変えるための試合運びにも課題が残る。

文:totoONE編集部

■鹿島アントラーズ リーグ前半戦を首位ターン、開幕戦で敗れたFC東京に雪辱を期す

【プラス材料】
 5日に行われたG大阪戦を1−0でモノにし、リーグ前半戦を首位で折り返した鹿島は、中2日でアウェイでのFC東京戦に臨む。FC東京は今季開幕戦で敗れた相手。永木亮太が「1回負けている相手なので」と話すようにチームとしてリベンジへの気持ちは強い。

 スタメンは小笠原満男に代わって、永木が入る程度で、大きな変更はない見込み。主力の植田直通が負傷離脱してからボランチを本職とする三竿健斗がセンターバックを務めているが、本人の能力に加え、周囲のサポートに助けられ、大きなミスによる失点はない。最終ラインでの守り方も学んできており、勝ち点3を奪う上で大きな障害とはならないだろう。

 大岩剛監督就任後、リーグ戦5連勝、公式戦6連勝と勢いに乗っており、ハードな日程を乗り切って首位固めといきたいところだ。

【マイナス材料】
 マイナス材料はチームの中には見当たらない。強いて挙げるなら、暑さからくる疲労だろうか。第17節の柏戦(3−2)から中2日でアウェイ3連戦の日程が組まれた。鹿島スタッフも「長い間やっているけど、聞いたことのない」というスケジュール。G大阪戦からの2日間は主にコンディション回復に努めたが、3連戦目となるFC東京戦への影響は多少なりともあるだろう。

 それを支えるのは、メンタル。昨季ファーストステージを制しながら、セカンドステージに失速した経験から「昨年と同じことにならないように」(永木)「首位ターンに気を抜かずに」(昌子源)という声がチーム内に聞かれており、連戦への不安よりも、連勝を伸ばす意識が高いことが伝わってくる。

文:totoONE編集部

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