【清水vsG大阪プレビュー】清水は看板2トップの不在をどう埋めるか…G大阪は中2日のタイトな日程で今節を迎える

2017年7月7日(金)19時1分 サッカーキング

G大阪はMF井手口陽介がキーマン。圧巻の運動量で、攻守にわたってチームを支える [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

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■清水エスパルス 枝村匠馬と金子翔太が好連携、鄭大世の不在をいかにカバーするか

【プラス材料】
 リーグ前節の札幌戦は0−1で敗戦。無得点に終わったが、サイド攻撃だけでなく、中央をコンビネーションで崩す場面も以前より増えていた。特に枝村匠馬と金子翔太の連携で良い形が多く見られたことはプラス要素だ。今節は、出場停止の鄭大世に代わって入ったFWがどう絡み、どのような連携を作れるかという部分が見どころとなる。

 守備では、第16節甲府戦は1−0と無失点で切り抜け、前節札幌戦もミスからの1失点はあったが、その他に決定的なピンチは少なく、隙のない守りができるようになってきた。セットプレーの攻守に関しても、調子を上げてきた長谷川悠が出場すれば、高さの面での不安は小さくなるだろう。今節は相手がG大阪なので耐える時間も多くなるだろうが、耐えきる力は出てきている。あとは、その中からワンチャンスを生かしてゴールを決めきれるかどうかがポイントになる。

【マイナス材料】
 鄭が出場停止で、チアゴ・アウベスも左足を傷めて欠場濃厚と、看板2トップを欠くことによって前線のパワーや迫力は低下するだろう。G大阪に対して守勢に回る時間が多くなることも予想されるが、そこからのカウンターでも恐さが低下する可能性がある。前節の札幌戦では、チアゴが不在の中でチャンスは十分作ったものの、決定力を欠いてゴールを奪うことができなかった。今節は鄭もいない中で、他の選手がどれだけ決定力を発揮できるかという部分も不安要素だ。

 また、角田誠が先発しないとなると、精神面で周りを鼓舞したり、落ち着かせたりできるベテラン選手が不足する。その中で苦しい試合展開になったときに、誰が流れを読みながら試合をコントロールし、チームを引っ張っていくのかという部分も、不安要素の1つと言える。

文:totoONE編集部

■ガンバ大阪 圧倒的な運動量を誇る井手口陽介がキーマン

【プラス材料】
 未消化となっていた鹿島戦を5日に戦ったため、今節の清水戦は中2日で迎えることになる。前半戦最後の正念場だった鹿島戦を0−1で落としたことによるダメージを引きずる様子はないが、疲労はある。

 長谷川健太監督は「コンディションを見てメンバーを考えたい」と話していたことから、先発メンバーは鹿島戦からやや変化させ、MF遠藤保仁を先発に据えた。ただし、システムは鹿島戦で取ったボックス型の可能性もあり、その場合は遠藤と井手口陽介がダブルボランチを預かることになるだろう。また、鹿島戦は契約の関係上で出場できなかったFW赤﨑秀平はもちろん、途中出場のMF泉澤仁もそこまで疲労を残していないため、先発の可能性もある。いずれにせよ総力戦で連戦を乗り切りたい。

 キーマンは好調の井手口。圧巻の運動量が今節も見られれば、チームの大崩れはないはずだ。

【マイナス材料】
 第17節仙台戦では久しぶりに先発復帰したFWアデミウソンが存在感を示したが、前節の鹿島戦は一転してボールロストも目立ち、またコンビネーションの中に上手く入りきれなかった印象も。それもあって無得点に終わったが、中2日でいかにその攻撃を立て直せるかがキーになる。

 5月5日に戦ったホームでの清水戦(1−1)を振り返っても、先制点を許す展開になったり、点を取りあぐねる時間が長くなると、相手の守備がより際立つ結果になりかねない。いかに先手を取れるかがポイントになるだろう。

 J1リーグでの対清水戦は2009年7月のホーム戦で敗れて以来、12戦負けなしの相性の良さだが、連戦での疲労度を考えれば、頭をしっかり研ぎ澄ませて試合に向かわなければ足元をすくわれかねない。集中して試合に入りたい。

文:totoONE編集部

サッカーキング

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