FIA F2第7戦イギリス レース2:ギュンターがF2初優勝。牧野は11位、福住は出走できず
2018年7月8日(日)18時30分 AUTOSPORT web

7月8日(日)、イギリスのシルバーストンでFIA F2第7戦レース2が開催されマキシミリアン・ギュンター(アーデン)が優勝。日本の牧野任祐(ロシアンタイム)は11位、福住仁嶺(アーデン)はレース開始前のグリッド上でマシントラブルが発生し、レースを欠場した。
スプリントレースとして行われるレース2の周回数は21周。タイヤ交換の義務はない。
牧野は12番手スタート、レース1でリタイアを喫した福住は20番手からのスタート。福住のチームメイト、ギュンターがポールポジションからのスタートとなる。
福住はダミーグリッドにつけるも、マシントラブルが発生。決勝スタートを前にマシンを降りている。
オープニングラップ、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)がニコラス・ラティフィ(ダムス)と接触し、フロントウイングが脱落。ピットインを強いられた。
一方、ポールスタートのギュンターは快調にトップを走行。牧野はポジションをひとつ落とし13番手でレース序盤を終える。
6周目、7番手からスタートしたジョージ・ラッセル(ART)がルカ・ギオット(カンポス)をパスし6番手に浮上。さらに8周目にはアントニオ・フォコ(チャロウズ)を、11周目にはルイス・デルトラズ(チャロウズ)を交わし4番手につけた。
10番手スタートのランド・ノリス(カーリン)はレース中盤に速さをみせ、12周目までに7番手に浮上してみせた。
14周目、ラッセルはアルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)を交わし表彰台圏内の3番手に浮上する。
ノリスは15周目のターン6で、アントニオ・フォコ(チャロウズ)に対しアウト側から並びかける。コース外に押し出されたノリスは、コースに戻るときフォコに接触。フォコはマシンにダメージを負い、リタイアを強いられ、さらにノリスをコース外に追いやったとして10秒ペナルティが科された。
このクラッシュでバーチャルセーフティカーが導入される。VSCが解除されると17周目、6番手につけていたノリスがデルトラズをパス。5番手に浮上した。
18周目、3番手につけていたラッセルがニック・デ・フリース(プレマ)を交わし2番手につける。
ペースの上がらないデ・フリースに対し、マルケロフとノリスが接近。ノリスは14、15コーナーでマルケロフとデ・フリースの2台を一気にパスし、表彰台圏内の3番手に滑り込んだ。
トップを行くギュンターは最終周、2番手のラッセルに接近されるも何とか抑えきり優勝。FIA F2初優勝を飾った。3位には10番手スタートのノリスがつけた。
序盤に13番手を走行していた牧野は、レース終盤にポジションをあげ、11位でレースを終えている。
FIA F2第8戦ハンガリーは7月27〜29日。ハンガロリンクで開催される。
■FIA F2第7戦イギリス レース2 順位結果
Pos | No | Driver | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|
1 | 11 | M.ギュンター | アーデン | 37’09.802 |
2 | 8 | G.ラッセル | ART | 0.520 |
3 | 19 | L.ノリス | カーリン | 2.504 |
4 | 1 | A.マルケロフ | ロシアンタイム | 9.924 |
5 | 20 | L.デルトラズ | チャロウズ | 12.005 |
6 | 14 | L.ギオット | カンポス | 13.051 |
7 | 4 | N.デ・フリース | プレマ・レーシング | 13.929 |
8 | 5 | A.アルボン | ダムス | 14.006 |
9 | 10 | R.ボシュング | MPモータースポーツ | 14.684 |
10 | 9 | R.メリ | MPモータースポーツ | 16.487 |
11 | 2 | 牧野任祐 | ロシアンタイム | 19.632 |
12 | 7 | J.エイトケン | ART | 23.653 |
13 | 16 | A.マイニ | トライデント | 24.040 |
14 | 17 | S.フェルッチ | トライデント | 27.718 |
15 | 15 | R.ニッサニー | カンポス | 32.165 |
16 | 3 | S.ゲラエル | プレマ・レーシング | 33.318 |
17 | 6 | N.ラティフィ | ダムス | 34.042 |
18 | 18 | S.セッテ・カマラ | カーリン | 47.912 |
NC | 21 | A.フォコ | チャロウズ | DNF |
NC | 12 | 福住仁嶺 | アーデン | DNS |