「ピッチャー崩壊から始まった」新庄ハム急失速 4連敗で5位転落 球界OBから指摘された”不振の要因”

2024年7月8日(月)10時51分 ココカラネクスト

新庄監督のタクトにも注目が高まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムが試練のときを迎えている。

 7月7日のオリックス戦(京セラドーム)に3−6と敗れ今季2度目の4連敗で5位に転落した。直近11試合は1勝9敗1分けと苦しい戦いが続いている。

【プロ野球解説】阪神が劇的なサヨナラで勝ち越し!DeNAはミスが重なる…巨人連勝”吉川の存在が凄い︎”広島まさかの3連敗も羽月の走塁は悪くない!日本ハム5位転落「先発がここを踏ん張らなければヤバい」

 先発の伊藤大海が誤算だった。5回まで1失点と試合を作るも、6回に悪夢が待っていた。2点リードの場面で一死二、三塁から宗佑磨に同点適時二塁打、さらに二死二塁から杉本裕太郎に決勝の4号2ランを浴びた。  

 攻撃面では1点を追う5回、送りバントもからめて一死一、三塁の形を作ると五十幡亮汰がセーフティースクイズを決めて同点。さらに2死満塁からプロ入り初4番を務めた水谷瞬が2点適時打をマークと復調の気配も見せつつある。

 日本ハムの戦いぶりには球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は7月8日に自身のYouTubeチャンネルに「【プロ野球解説】阪神が劇的なサヨナラで勝ち越し!DeNAはミスが重なる…巨人連勝"吉川の存在が凄い!!"広島まさかの3連敗も羽月の走塁は悪くない!日本ハムが5位転落「先発がここを踏ん張らなければヤバい」と題した動画を更新。週末の各球団の戦いぶりを独自の視点で解説している。

 まず日本ハムの苦戦ぶりに関しては「ちょっと深刻かな」「ピッチャー崩壊から始まって、打ててない」「両方ちょっと力が落ちてきている」とコメント。投打において、疲労が目立っているとした。投手陣では開幕ローテ—ションを務めた左腕の加藤貴之もここにきて抹消と、開幕当初の強みであった強固な投手陣に陰りが見え始めているとした。 

 ただそんな中で粘りを見せてほしい選手についても言及。

 高木氏は「絶対にやってほしい人 やるべき人はエースなんだよ」ときっぱり。

 チームが苦戦する中で、開幕投手を務めた伊藤の踏ん張りに期待をかける場面も。7日の試合も味方が勝ち越した直後に大量失点と相手に主導権を渡したことで「先発が相当頑張らないと、この危機は脱することができないかなという気がする」と一層の奮起を求めた。

 先発陣の中では、先に抹消した加藤、さらにオフにオリックスからFA移籍、開幕からの快進撃を支えた左腕、山崎福也も6月は4試合に登板し、0勝2敗、防御率「5.24」と調子を崩した。伊藤、加藤、山崎と開幕時の先発3本柱がそろって試合を作れていないことがチーム不振に響いている。

 パ・リーグはリーグ4連覇を狙うオリックスが調子を上げてきた。以前からオリックスはいずれ浮上してくると指摘していた高木氏も「やはり上がってきたね」としながら、5位に転落した日本ハムには「ここから離されないように」と助言することも忘れなかった。動画内では他球団の戦いぶりについても言及している。

 目指す上位浮上のためにもチームはここは乗り越えないといけない壁ともなっている。新庄剛志監督もナインに気持ちの切り替えを求めているが、試練の夏場をどう戦っていくか。

 今後の戦いも注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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