ニッサン×イタルデザインのGT-R、グッドウッドで世界デビューへ。将来的な限定生産も示唆

2018年7月9日(月)15時33分 AUTOSPORT web

 日産自動車株式会社は7月9日、イタルデザインと共同製作したプロトタイプモデル、『Nissan GT-R50 by Italdesign』を7月12日にイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界デビューさせると発表。また将来的に台数限定で販売する可能性も示唆した。


 ニッサンGT-R50バイ・イタルデザインは、ニッサンGT-Rとイタリアのデザイン会社、イタルデザインがともに誕生から50周年を迎えたことを記念して作られたもので『何の制約もなくGT-Rをつくったらどうなるだろう』という発想から製作されているプロト車両だ。

フロントグリルを縁取るようにゴールドのパーツが採用されている


 エクステリアの随所にゴールドのパーツを散りばめたマシンは発表された時点で大きな話題となっており、そのお披露目が伝統的なイベントであるグッドウッド・フェスティバルで行われることになった。


 ニッサンでのグローバルデザインを担当するアルフォンソ・アルバイサ専務執行役員は「このプロトタイプモデルと同様に、グッドウッドはクルマのデザインやパフォーマンスを讃え、過去と未来の独創的な自動車への耽溺、そして愛にあふれています。だからこそ、人々の想像力をかき立て、夢を膨らませるこのプロトタイプ車を出展するのに最高の場所なのです」とのコメントを発表している。


 このニッサンGT-R50バイ・イタルデザインは、このグッドウッド・フェスティバルを皮切りに、今後数カ月で世界各地を回る予定だ。


 またニッサンは世界デビューの案内とあわせて「このプロトタイプから創意を得た」車両を限定生産する可能性を示唆した。


 仮に車両が限定生産される場合、台数は50台以下でイタルデザインが生産を担当。ユーザーひとりひとりの好みにあわせて仕立てられ、価格は90万ユーロ(約1億1703万円)前後になると想定されている。


 次期型GT-Rではないと明言されているニッサンGT-R50バイ・イタルデザインだが、限定生産の可能性が出てきたことで俄然要注目の1台になったと言えるだろう。


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