大谷翔平、久々の一発だ! ルースらに続く史上3人目の快記録達成も米記者は皮肉の声「うまくいっているのは彼ぐらい」
2023年7月9日(日)12時56分 ココカラネクスト
一振りで右中間への特大アーチを放った大谷。その打撃にも賛辞と皮肉の声が寄せられた。(C)Getty Images
劣勢の状況で久々の一発は飛び出した。
現地7月8日に敵地で行なわれたドジャース戦に「1番・指名打者」で先発した大谷翔平(エンゼルス)は、チームが2対9とビハインドを追っていた7回表の第4打席に5試合ぶりとなる今季32号の一発を放った。
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やはり甘い球は見逃さなかった。2死一塁で打席に入った大谷は、相手2番手のマイケル・グローブと対峙すると、カウント0-1から真ん中低めに投じられた84.2マイル(約135.5キロ)のスライダーを強振。ややバットの先でこすったように見えた打球だったが、グングンと飛距離を伸ばしていき、右中間スタンドに着弾。打球を追った相手センターのジェームズ・アウトマンが思わず両手を挙げるほどの猛烈な伸びを見せた一打だった。
ドジャースに大差をつけられたなかで一矢を報いる一発を放った大谷。チームで数少ない見せ場を生み出した背番号17には、現地識者からも反応が相次いだ。MLB公式サイトなどで執筆しているブレント・マグワイア記者は「オオタニは32号を放ち、サイクルヒットまで二塁打のみとした」と称えたうえで、「今夜のエンゼルスでうまくいっているのは彼ぐらいだ」と皮肉った。
なお、この日の第2打席に今季6本目の三塁打を放った大谷は、オールスターブレイク前までに31本以上の本塁打と6三塁打を記録したMLB史上3人目のレコードホルダーとなった。過去の達成者はベーブ・ルース(1921年、1928年)とウィリー・メイズ(1954年)ということからも、いまの大谷がどれだけ凄まじいのかを物語っていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]