愛媛、富山との“天王山”を制して首位浮上! 好調のFC大阪は6戦無敗に/J3第17節

2023年7月9日(日)22時55分 サッカーキング

カターレ富山を下した愛媛FCがJ3首位に浮上

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 明治安田生命J3リーグ第17節が8日から9日にかけて、各地で開催された。

 前節終了時点で首位に立っていたカターレ富山は、2位につけていた愛媛FCとの“天王山”に臨んだ。勝利したチームが首位に立つという状況でキックオフを迎えると、富山は27分に大野耀平のヘディングシュートで先手を取る。続く29分にも大野がダイビングヘッドでゴールネットを揺らし、富山の2点リードでハーフタイムに突入したが、後半に入るとホームの愛媛が猛攻を仕掛ける。50分、左でのパス回しから疋田優人がミドルシュートを突き刺し、1点を返す。約3分後に左からのクロスボールを深堀隼平がダイレクトでねじ込み、試合を振り出しに戻した。止まらない愛媛は71分、深堀がPKを決めて逆転に成功すると、81分には自陣からの持ち運びから最後は深堀が仕上げる。深堀のハットトリックで愛媛が勝利を大きく手繰り寄せた。富山は後半アディショナルタイムに柳下大樹が1点を返したものの、反撃はここまで。“首位攻防戦”を制した愛媛が首位に浮上した。

 愛媛、富山を追いかける3位鹿児島ユナイテッドFCは、ホームに福島ユナイテッドFCを迎えた。鹿児島は6分にゴール前のこぼれ球をロメロ・フランクが押し込んで先手を取ったものの、15分には福島のセットプレーから雪江悠人に同点弾を許す。42分にはPKのチャンスを得たものの、藤本憲明が痛恨の失敗。1−1でハーフタイムに突入した。後半に入ると56分、渡邉英祐が狙い澄ました右足シュートを沈め、2試合連続ゴールを記録。鹿児島が勝ち越しに成功すると、63分にはゴール前での混戦から中原秀人が押し込み、リードを広げた。守ってはGK松山健太を中心にこれ以上の失点を与えず、試合はこのままタイムアップ。鹿児島は2位浮上を果たした。

 3連勝中のアスルクラロ沼津は、敵地でFC今治と激突。57分にドゥドゥのゴールで今治が先手を取ったものの、90分にブラウンノア賢信の4試合連続ゴールで同点に追い付き、試合は1−1のドローで終了している。現在5戦無敗のFC大阪は、ホームで最下位に沈むSC相模原と対戦。31分にFC大阪の禹相皓が決めた直接フリーキックが決勝ゴールとなり、FC大阪は直近6戦を4勝2分で駆け抜けている。奈良クラブは後半アディショナルタイムに浅川隼人が決めた得点により、FC岐阜を1−0で撃破。2連勝を飾って4位に浮上した。

 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは下記の通り。

■第17節
▼7月8日(土)
Y.S.C.C.横浜 1−2 カマタマーレ讃岐
テゲバジャーロ宮崎 0−2 ガイナーレ鳥取
いわてグルージャ盛岡 0−1 ギラヴァンツ北九州
FC琉球 2−1 松本山雅FC
ヴァンラーレ八戸 4−0 AC長野パルセイロ
FC今治 1−1 アスルクラロ沼津

▼7月9日(日)
奈良クラブ 1−0 FC岐阜
FC大阪 1−0 SC相模原
鹿児島ユナイテッドFC 3−1 福島ユナイテッドFC
愛媛FC 4−3 カターレ富山

■順位表
※()内は勝ち点/得失点差

1位 愛媛(32/+3)
2位 鹿児島(31/+10)
3位 富山(30/+8)
4位 奈良(27/+11)
5位 今治(27/+6)
6位 沼津(27/+3)
7位 八戸(26/+5)
8位 FC大阪(26/+2)
9位 松本(25/+5)
10位 岐阜(25/+4)
11位 琉球(23/−5)
12位 鳥取(22/−1)
13位 宮崎(22/−3)
14位 岩手(21/+1)
15位 YS横浜(21/−4)
15位 長野(21/−4)
17位 讃岐(19/−14)
18位 福島(15/−11)
19位 北九州(14/−7)
20位 相模原(10/−9)

■第18節の対戦カード
▼7月15日(土)
18:00 相模原 vs 奈良
18:00 富山 vs 琉球
18:00 岐阜 vs 今治
18:00 讃岐 vs 宮崎
19:00 八戸 vs 愛媛

▼7月16日(日)
17:00 沼津 vs 鹿児島
18:00 岩手 vs YS横浜
18:00 松本 vs 福島
18:00 長野 vs 鳥取
18:00 北九州 vs FC大阪

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