仙台サポ団体の「応援歌使用停止」が波紋。磐田戦後バス囲み巡る処分に抗議

2023年7月10日(月)7時14分 FOOTBALL TRIBE

ベガルタ仙台のゴール裏 写真:Getty Images

 ベガルタ仙台は先日、ジュビロ磐田所属FW後藤啓介のパフォーマンスへの抗議を目的として試合後にバス囲みをしたサポーター22名を処分。同クラブのサポーター団体が、今月9日の明治安田生命J2リーグ第25節栃木SC戦前に「応援歌使用停止」という形でクラブに抗議したことが、ネット上で話題となっている。


 ユアテックスタジアム仙台で行われた磐田戦では、後藤がゴール直後に仙台サポーターに向かって両手を耳に当てるパフォーマンスを披露。これが挑発行為にあたるとして、一部の仙台サポーターが反発。試合後に磐田のチームバスを包囲していた。


 この問題をうけて、クラブはサポーター22名に無期限の入場禁止処分を通達。すると仙台のサポーター団体は、アウェイでの栃木戦前にサポーターに「応援歌使用停止」を案内。クラブによるサポーターの処分に対して、以下のような内容で反発している。


 「本日より、過去から現在までのサポーター中心部が作成した応援歌の全てを使用停止といたしました。応援歌使用停止について、現中心部、旧中心部は決してチームに対して不満があり応援をしないという意図ではなく、一部クラブ上層部に対する姿勢です」


 「磐田戦事象の処分について、これまでにクラブと共に積み上げてきた仙台の応援の歴史的背景、応援土壌、文化を全く理解することなく、また処分に至る経緯に関しても、現場でクラブが実際に取った行動等まだまだ調査不足な点があり、不可解な点が多く到底受け入れられるものではありません」


 「応援歌の使用停止については既にクラブへ申入れ済みです。応援歌の使用停止解除日等は、再度告知いたします」


 この声明文は、ツイッター上で拡散。サポーター団体の姿勢に対して厳しい声が上がっているほか、声明内容の矛盾点を指摘するSNSユーザーも見られる。磐田戦後の事象に関する問題の収束には、もうしばらく時間を要するかもしれない。

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