横浜FM、連勝ストップも2点差追いつきドロー…C大阪は10人で逃げ切りならず

2022年7月10日(日)20時57分 サッカーキング

[写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第21節が10日に行われ、セレッソ大阪と横浜F・マリノスが対戦した。

 10日の14時から行われていた試合で2位鹿島アントラーズが北海道コンサドーレ札幌と引き分けに終わり、首位の横浜FMは鹿島と勝ち点差を「7」に広げるチャンスが訪れた。6試合連続の複数得点で6連勝と絶好調のなか、直近2試合で3位川崎フロンターレと鹿島を相手に勝ち点「4」を積み上げた5位C大阪のホームに乗り込んだ。

 試合は横浜FMがボールを握る展開となるが、C大阪のブロックを攻略することに苦しむ。粘り強く戦うC大阪は32分、ワンチャンスをモノにして先制に成功。ハーフウェーライン付近で上門知樹が藤田譲瑠チマからボールを奪い、ルーズボールを加藤陸次樹が回収。ペナルティエリア手前までボールを運んだ加藤は思い切ってゴールを狙い、強烈な一撃をゴール右上に突き刺した。

 追いかける展開となった横浜FMは攻勢を強めるが、前半のうちに追いつくことはできず、1点のビハインドで折り返す。

 後半も横浜FMが攻めあぐねるなか、C大阪は63分に途中交代組の活躍でリードを広げる。左サイドに流れたブルーノ・メンデスの落としを受けたジェアン・パトリッキが、高速クロスをゴール間に供給。飛び込んだ毎熊晟矢がワンタッチで落とし、ボックス中央で待ち構えていたアダム・タガートが合わせて押し込んだ。

 苦しい展開が続く横浜FMは79分、ゴール前のこぼれ球に反応した仲川輝人が山中亮輔に倒されてPK獲得する。オンフィールドレビューで映像を確認した西村雄一主審は、山中のプレーが悪質なものだったとして、同選手に提示したカードの色を黄から赤に変更。C大阪は残り時間を10人で戦うことになった。

 そして、PKキッカーを務めたレオ・セアラは、相手GKキム・ジンヒョンの逆を突いてゴール左隅に流し込み、横浜FMが1点を返す。

 数的有利を得た横浜FMは後半アディショナルタイム1分に決定機。ボックス中央でボールを収めたレオ・セアラが振り向きざまに右足を振り抜いたが、シュートはわずかに枠の左へと外れる。

 すると後半アディショナルタイム2分、横浜FMが試合を振り出しに戻す。岩田智輝がペナルティエリアの外から浮き球をゴール前に送り、相手DFに競り勝ったレオ・セアラが頭で合わせて押し込んだ。

 試合はこのまま終了し、勝ち点1を分け合った。横浜FMの連勝は「6」で止まり、2位鹿島との勝ち点差は「5」で変わらず、1試合未消化の3位川崎Fとの勝ち点差は「7」に縮まった。逃げきれなかったC大阪は。上位3チームとの3連戦を1勝2分で終えることになった。

 C大阪は13日に天皇杯4回戦で名古屋グランパスと対戦し、16日のリーグ戦は敵地でガンバ大阪と対戦する。天皇杯で敗退した横浜FMは次節、16日に敵地でサガン鳥栖と対戦する。

【スコア】
セレッソ大阪 2−2 横浜F・マリノス

【得点者】
1−0 32分 加藤陸次樹(C大阪)
2−0 63分 アダム・タガート(C大阪)
2−1 84分 レオ・セアラ(横浜FM)
2−2 90+2分 レオ・セアラ(横浜FM)

【スターティングメンバー】
C大阪(4−4−2)
キム・ジンヒョン;松田陸、マテイ・ヨニッチ、鳥海晃司、山中亮輔(83分 退場);毎熊晟矢(66分 中原輝)、奥埜博亮、原川力、為田大貴(59分 ジェアン・パトリッキ);上門知樹(59分 アダム・タガート、76分 鈴木徳真)、加藤陸次樹(59分 ブルーノ・メンデス)

横浜FM(4−2−1−3)
高丘陽平;小池龍太(72分 アンデルソン・ロペス)、畠中槙之輔(64分 マルコス・ジュニオール)、エドゥアルド、永戸勝也;岩田智輝、藤田譲瑠チマ;西村拓真(64分 山根陸);水沼宏太(54分 宮市亮)、レオ・セアラ、エウベル(54分 仲川輝人)


【動画】先制点は加藤陸次樹が放った乾坤一擲の一撃

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