フォード・マスタングが席巻。ポール・トゥ・ウインと変則3ストップで両ヒートを制覇/RSC第6戦

2024年7月11日(木)12時33分 AUTOSPORT web

 南半球オーストラリア大陸を代表するシリーズ、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの第6戦『NTIタウンズビル500』が7月5〜7日にリードパーク市街地トラックにて開催され、土日の両ヒートともに第7世代フォード・マスタング・スーパーカーが躍動。


 キャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が土曜にポール・トゥ・ウインを飾ると、日曜はジャック・ルブローク(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)が自身初ポールを獲得するなか、予選10番手発進だったマット・ペイン(ペンライト・グローブ・レーシング/フォード・マスタング)が変則3ストップ戦略を成功させ、見事な逆転劇でRSC通算2勝目を飾っている。


 クイーンズランド州北東岸に位置する港湾都市で開催されたおなじみの1戦は、走り出しからウォーターズがフリープラクティスの2セッションで最速を計時して勢いを披露。そのまま予選トップ10シュートアウトでは周囲より0.3秒以上速いラップを刻んで、今季4回目のポールを射止めた。


「計時予選より路面のグリップが落ちたようで、みんなが小さなミスを犯していた」とストリートサーキットの状況変化を分析したウォーターズ。


「マシンが速いことはわかっていた。自分の操作に集中し、ロックアップも小さく愚かなミスもなかった。(前戦)ダーウィンは厳しいレースだったが、気持ちを立て直し、本当に自分たちの良い点と悪い点を整理してきた。勝てるといいな」


 そう語ったウォーターズの背後では、チャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/フォード・マスタング)がフロントロウに並び、2列目にはトーマス・ランドル(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)とウィル・デイビソン(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)が続くなど、フォード勢が1-2-3-4を独占する結果に。


 一方で、選手権首位ウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)はシュートアウト進出を逃すなど、北米“NASCARカップシリーズ帰り”のふたりは明暗が分かれる展開となる。


 迎えた88周セミ耐久のレース1は、ルーティンピットの2回ともにウォーターズとモスタートが首位攻防を繰り広げる展開になると、終盤の激しい雨にも助けられたウォーターズがリードを拡大。そのままトップチェッカーを受けた。


「チャジー(モスタートの愛称)はおそらくスティント開始時に速かったし、終盤はおそらく僕の方が速かった。そこでは壮大でクールなバトルがあった。とても楽しかったね」と喜びを語ったウォーターズ。


「僕らは年齢を重ねるにつれ賢くなってきていると思う。5年前なら、ふたりとも壁にぶつかっていただろうね(笑)」

レース1ではチャズ・モスタート(ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/フォード・マスタング)との首位攻防に
予選で17番手に沈んだ選手権首位ウィル・ブラウン(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)は、起死回生の3位表彰台カムバックを果たす
計時予選首位のウィル・デイビソン(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)は8位に
「最終スティント終盤に向け、何か武器がないと戦えないと思っていた。タイヤ管理が効いたね」と勝者キャメロン・ウォーターズ


■ 


 明けた日曜の予選では、前日勝者ウォーターズを抑えたGMシボレー陣営のルブロークが逆襲。キャリア初のポールポジションを獲得し、2列目3番手には僚友ランドルを従えたジェームス・コートニー(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が並ぶなど、番狂せとも言うべきグリッド順となる。


 一方、前日に17番手の後方グリッドから3位表彰台まで駆け上がっていたポイントリーダーは、この日もシュートアウト進出を逃すと決勝オープニングラップで決定的な瞬間に見舞われ、デビッド・レイノルズ(ペンライト・グローブ・レーシング/フォード・マスタング)との接触で弾かれた名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)の87号車カマロZL1はウォールに激突。これで修復作業を余儀なくされ、最下位転落の憂き目に遭う。


 そのスタートで後続に飲み込まれたポールシッターに代わり、序盤の主導権を握ったウォーターズだったが、5列目10番手発進だったペインが奇襲を仕掛け、集団内で誰よりも早いピットストップを敢行。この3ストップ戦略が的中し、周囲がルーティンに入った瞬間からリードを奪ったペインがその後のレースを支配することに。最終的に約6秒という比較的余裕のある差で今季初勝利を手にした。


「素晴らしい、信じられないよ! ここ数ラウンドは本当に厳しいものだったからね」と、最高峰昇格2年目を迎えた21歳。


「昨日の時点で良いレースカーを持っているとわかったし、最終スティントのペースは本当に強かったから、今日はそれをまとめて異なる戦略で再現しようとした。その判断を下したチームは本当にスゴかったよ。彼らには感謝してもし切れない、厳しい仕事だったけど、とてもやりがいがあったね」


 このヒートではブラウンとともに僚友ブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)もウォールにヒットし、T8陣営にとって忘れたい週末となったが、ランキング首位を争うふたりの差は141ポイントから78ポイントへ縮まることに。続くRSC第7戦は、7月20〜21日の旧イースタンクリークにて『シドニー・スーパーナイト』が争われる。

日曜の予選トップ10シュートアウトでは、ジャック・ルブローク(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)が自身初ポールを獲得する
しかし予選10番手発進だったマット・ペイン(ペンライト・グローブ・レーシング/フォード・マスタング)が変則3ストップ戦略を成功させる
「彼らが与えてくれた素晴らしいクルマを、本来の位置に導けて本当にうれしい。僕らの戦略でずっとプッシュした」とレース2勝者のマット・ペイン
モスタートを退けたウォーターズが、このレース2でも2位表彰台を獲得している


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