離脱者続出のドジャース、グラスノーの負傷者リスト入りは「最良のタイミングとも考えられる」とされる理由とは
2024年7月11日(木)6時0分 ココカラネクスト

グラスノーの復帰が早ければチームのダメージは抑えられそうだ(C)Getty Images
ドジャースは現地時間7月9日(日本時間10日)、タイラー・グラスノーを15日間の負傷者リスト(IL)に入れたと発表した。腰の張りが理由と伝えられており、出場メンバーに選出されていたオールスターゲームは辞退となる。
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シーズンが進むにつれ負傷による離脱者が続出していたドジャースだが、ついに先発陣の大黒柱を担っていたグラスノーもIL入りとなった。開幕以降、グラスノーは8勝をマークしてきたものの、直近2度の登板でいずれも5失点を喫しており、疲労の蓄積なども懸念されていた。
夏場を迎え、台所事情が苦しいドジャースの先発陣にとって、グラスノーの離脱は痛手であることは言うまでもない。その為、米国内でもエース右腕のIL入りのニュースは大きな話題となっている。
スポーツサイト『SB NATION』では現地時間7月9日、「ドジャース、タイラー・グラスノー、腰の負傷で先発ローテーションに新たな打撃」と銘打ったトピックを配信した。
その中ではグラスノーのIL入りを伝えながら、チーム内に故障者が相次いでいることを踏まえ、「ドジャースの先発ローテーションを数日前に計画するのは、今では至難の業だ」と綴っている。
また同メディアは、「解釈を広げると、オールスターブレイクは4日間の休みがあるため、現在でのこの判断は投手を故障者リスト入りさせる最良のタイミングとも考えられる。IL入りは土曜日に遡って適用されるため、グラスノーが欠場するのは1試合だけという可能性は十分にある」と指摘。長期欠場には至らないものと見通している。
それでもトピックでは、「ドジャースの開幕ローテーションで、シーズンを通して登板を続けているのは、ベテラン左腕のジェームス・パクストンと、新人のギャビン・ストーンの2人だけである。トミー・ジョン手術を受けたトニー・ゴンソリンとエメット・シーハンを含めると、ドジャースは現在7人の先発投手を負傷者リストに入れている」と説明。先発投手の駒不足を強調している。
グラスノーのIL入りにより、リリーフへの負担もより大きくなることが予想されるドジャース投手陣。これ以上の離脱者が出ないことを祈るばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]