JLOC 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

2019年7月12日(金)12時20分 AUTOSPORT web

SUPER GT Rd.4
Chang International Circuit RACE REPORT


公式予選


日付:2019年6月29日(土)
天候:晴れ
予選結果:88号車21位、87号車14位


公式予選から好調なタイムを記録、87号車がQ1突破で予選を終える


 スーパーGTのフライアウェイイベントであるタイでの1戦。毎年暑さとの戦いとなるが、今年は雲の影響もあり路面温度も比較的低めの状況で公式練習がスタート。このサーキットはランボルギーニとの相性も良く、順調にタイムを伸ばしていく。


 公式予選は87号車がQ1を突破し14番手で決勝スタート。88号車はトラフィックの影響を受け21番手で予選を終えた。決勝でポイント獲得を目指し追い上げを狙う。

T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート)


コメント
87号車エンジニア 平井 成治


「公式練習は想定より路面温度が低い状況でスタートし、タイヤの選定をメインに走行を重ねました。公式予選Q1はアンドレ・クート選手が担当。クリアのアタックラップが取れなかったものの、14番手でQ2進出。Q2は高橋翼選手が担当しました。Q2はレース戦略を考慮してハード側のタイヤでアタックし、14番手で終了しました」


87号車 高橋 翼


「Q2を担当しましたが、僕にとって初の予選だったが緊張は全くなく集中してアタックできました。ハード側のタイヤでのアタックだったため、結果は14番手でしたが、自分自身は1周をうまくまとめられたので良かったです」


88号車 小暮 卓史


「僕がQ1を担当しましたが、アタックをした2周のどちらも他車に引っかかってしまいクリアラップで走れなかったので、内容としてはかなり不完全燃焼です。まさか2周とも他車に引っかかるとは思わなかったので、正直悔しい気持ちでいっぱい。予選ポジションも、本来の走りができなかったことも納得いかない予選でした」


88号車 元嶋 佑弥


「このサーキットはマシンとの相性が良く、シーズン前から狙っている1戦です。フリープラクティスでは想定以上の手応えを感じることができた。海外レースなのでテストが無い状況でも持ち込みセットが良く、順調に公式練習を終えることができました」


「予選の結果はタイミングが悪く21番手で終えましたが、翌日のレースで上位に行くためにどうするか、という気持ちにすぐに切り替えることにしました」


決勝レース


日付:2019年6月30日(日)
天候:晴れ
決勝結果:88号車5位、87号車7位


2台ともに大幅ポジションアップでポイント獲得


 タイ戦では日曜日にサーキットサファリ、ウォームアップと走行が続くため、いつもより多めの周回数を重ね決勝へのセットアップを進める。天候も昨日とは異なり日照が続き、路面温度がレースウィークの最高レベルまで上がった状態で決勝をむかえる。


 スタート後、2台は順調に周回を重ね、88号車も大幅ジャンプアップで87号車とともにシングルポジションを走行。タイヤ2輪交換のみの戦略においてもラップタイムが順調に推移し、88号車が大幅ジャンプアップの5位、87号車も今季初の7位と2台でのポイント獲得でレースを終えた。


コメント
87号車エンジニア 平井 成治


「ウォームアップ走行では決勝レースを想定したフルタンクでの走行をしました。若干セットアップを変更して決勝グリッドへ向かう。決勝スタートはクート選手。タイヤをセーブしつつ、ポイント圏内を順調に走行してくれました」


「31周目にピットインし、高橋選手に交代。高橋選手も安定したペースで走行し、最終的に7位でフィニッシュ。今回はポイントを取ることが目標だったので、ほぼ想定通りにレースを戦うことができたことは純粋に嬉しく思います。次戦富士に向けてこの流れをキープしたいです」


87号車 高橋 翼


「スタートはアンドレ(・クート)選手が担当、順位を上げて僕にバトンを繋いでくれました。最初はタイヤを傷めずにペースを安定させることに専念して走行しました。その後はマシンバランスが良かったので最後までプッシュすることができ、最終的には7位でレースを終えることができました」


「今季初ポイントをやっと獲得することができて、嬉しく思うしチームに感謝したい。毎戦少しずつ前進できているので、次戦はもっと上の順位を目指します」


87号車 アンドレ・クート


「予選14番手から決勝7位まで追い上げ、今シーズン初ポイントを獲得でとてもハッピーだ。ドライバーとタイヤにとって暑く難しいコンディションだったが、良いレースができた」


88号車 小暮 卓史


「スタートの元嶋選手が、素晴らしい走りで順調に順位を上げてきてくれました。35周目にチームも素晴らしいピット作業でコースに送り返してくれました。僕の状況としては前車をパスするチャンスを伺いながら、後続にも迫られるかたちとなり、全く気を抜けない感じでした」


「順位は変わらなかったが、ライバルたちといろいろな駆け引きやバトルの多いレースとなりました。レースはそのまま5位でチェッカー。後続をしのいだ安堵感と、前車をパスできなかった悔しさを同時にレース後に感じました。ですが順位は悪くなく、今後につながるレースになったと思います」


88号車 元嶋 佑弥


「決勝はスタートドライバーを担当しました。スタート直後からプッシュしましたが、マシンとタイヤに余裕があり、冷静にクリーンなオーバーテイクができたと思います。後半の小暮選手はいつも強いレースをみせてくれるので、本当に勉強になりました」


「ピットに入るタイミングや、ピットワークもパーフェクトなレースでした。マシンとタイヤにも高いポテンシャルがあります。このような体制で戦えていることに感謝して、早くスーパーGTで初優勝したいです」


監督コメント


「スーパーGT第4戦タイ。2018年はポールポジションを獲得したが、惜しくもセンサーのゴムカバーが無いことでタイム抹消されてしまった、残念な思い出があります」


「こんなにも、予選から苦しい戦いになるとは思いませんでした。気温の高さもありますが、ターボ車両の圧倒的な速さ。コーナリング速度を上げても中盤で追いつかれてしまいます。決勝は、ギャンブル以外でのポイント獲得は難しく困りました」


「予選は、88車21番手、87号車14番手。小暮選手の名誉のために伝えますが、アタック中にうしろを全く見ていないドライバーがいまだに数人いるようで、残念な結果になってしまいました。益々、決勝が全てうまく進まないといけなくなり、決勝前のミーティングにも気合が入ります」


「決勝レースは絶妙のタイミングでピットインを行い、2台ともにタイヤ2本交換を敢行。88号車は16台抜きの5位、87号車は7台抜きの7位で、2台ともにポイントを獲得することができました!」


「後半はウラカン得意なサーキットが多数有ります! まずは次戦富士戦で連続ポイントを獲得したいと思います。ご声援ありがとう御座いました!」

マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)


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