「不可能だと思っていた」米球宴で語られた大谷翔平への“本音” 現役MLB戦士は二刀流に何を想うのか「両方やって“味”が増す」

2023年7月12日(水)18時0分 ココカラネクスト

シアトルでのオールスターでも飛び切りの人気を誇った大谷。そんな偉才にスターたちは何を想うのか?(C)Getty Images

 投打二刀流で球界を席巻する大谷翔平(エンゼルス)。今季は打者として両リーグトップの32本塁打、OPS1.050を記録。投手としても17先発で7勝をし、被打率.189、奪三振率11.84とエース級の働きを見せている。

 ここまで図抜けた活躍を見せると、気になるのが、メジャーリーガーたちの“本音”だ。「史上最強の選手」(元ヤンキース投手C.C.サバシア談)と対峙する機会を得ている彼らは、大谷のパフォーマンスに何を感じているのか。

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 この興味深いテーマに米メディアが切り込んだ。米スポーツ専門局『FOX Sports』のジョーダン・シュスターマン記者は、現地7月11日にシアトルで行なわれたメジャーリーグのオールスターで選出選手たち15人を取材。大谷の凄みをまとめている。

 まず、「あの過大評価と言われていたときは忘れないよ」と語ったのは、アスレティックスのブレント・ルッカーだ。28歳のスラッガーは、エンゼルス移籍当時に大谷の二刀流に対する世間の厳しい風潮をふまえて「まるでレブロン(・ジェームズ)のような状態だった。あまりにいろんな批判がありすぎて、二刀流なんて不可能だと思っていた。けど、それを凌駕した。普通はあれだけの期待に応えるのは無理だけど、彼はやってのけたんだ」と絶賛した。

 また、シュスターマン記者はメジャーリーガーたちに「投手と打者であれば、どちらがオオタニは優れているか?」という質問も投げている。これには大スターたちから様々な意見が上がったのだが、独特な言い回しで語ったのは、ブレーブスの剛腕スペンサー・ストライダーだ。

 今季11勝を挙げ、166奪三振(奪三振率14.27)と球界屈指の「ドクターK」ぶりを発揮する右腕は、「うーん、分からないね。想像するのは難しいよ」と前置きしたうえで、こう論じた。

「ピーナッツバターとジャムのサンドイッチのようなもので、一緒だから美味い。オオタニも両方やっているからより“味”が増すんだ。一緒じゃなきゃダメなんだ。でも、あえて言うなら彼は打者としてとても理解できないことをやってのけていると思う。あれだけのパワーで全方向に打ち返せるんだ。コンタクトヒッターのように打ち分けながら、ありとあらゆる打球が強いんだ。すごいと思うよ」

 なお、シュスターマン記者が取材した15選手による「投手と打者のどちらが優れているか」という質問に対する答えの内訳は以下の通りだ。

打者:9人
投手:2人
どちらでもない:4人

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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