巨人・バルドナードは逆転Vのピースとなれるのか 球界OBは「ダイナミックさを感じる」と評価

2023年7月12日(水)15時59分 ココカラネクスト

巨人に加入したバルドナードは、勝利の方程式の一角を担うことができるだろうか(C)Getty Images

 巨人はここまで78試合を経過し、40勝37敗1分けで貯金「3」でセ・リーグ4位(12日現在)につけている。前半戦はリリーフ陣の苦戦もあり低迷していたが、交流戦で調子を上げたこともあり、現在は首位の阪神と4.5ゲームとその差は縮まっている。

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 逆転優勝を目指すチームはブルペン強化のため新外国人投手を獲得した。7月1日、巨人は前ナショナルズ3Aのアルベルト・バルドナードと契約を結んだことを発表した。身長196センチ、体重122キロを誇る大型左腕は、最速158キロの直球とスライダー、チェンジアップなどの変化球を投じ、高い奪三振率を誇る。11日には楽天との二軍戦に来日2度目の登板。1失点を喫したが、最速151キロを計測し2奪三振を記録した。

 大型左腕は逆転優勝へのピースとなることが出来るのだろうか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、バルドナードについて言及した。

 高木氏は動画内で、「あのゆったりしたフォームから158キロを投げられたら、バッターはタイミングが合わないし、余計に速く感じると思う。わりと身体の使い方は大きくてゆったり投げてくるからダイナミックさを感じる」とバルドナードの特徴について語った。

 続けて、「三振が取れる投手が一番安心感がある。今は大勢がいなくてその代わりとなると相当なプレッシャーがかかるし、中川が安定しているからまだいいけど、三振が取れるなら抑えでもいい」と語った。巨人は現在、守護神の大勢はコンディション不良で離脱中。高木氏は三振を奪う能力があれば、代役で抑えを務める可能性もあるとした。

 身体の使い方が大きいことが特徴のバルドナードだが、「1点差とか0-0の1点を守らなきゃいけない時に、クイックとか細かいことが出来ないと痛い目にあう可能性がある」とも高木氏は指摘。「タイプ的にはクイックはあんまり速くはない。そこらへんはあまり期待しないで、三振を取ってくれればいい」と、大型左腕の奪三振力に期待した。

 バルドナードは守護神不在のブルペンを救うことができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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