混セの主役となれるか 広島が不気味さを増す理由

2023年7月13日(木)13時55分 ココカラネクスト

手腕も評価されている新井監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 広島は12日の巨人戦(東京ドーム)に2−0と勝利。先発の森下暢仁が9回を投げ抜き今季初完封で5勝目をマーク。打線では小園海斗が先制の決勝2ランで試合を決めた。

【動画】グリフィンから放った小園海斗の2ランホームランの映像

 試合前に西川龍馬外野手が右脇腹肉離れで選手登録を抹消された。現在打率リーグ2位の・327、リーグトップの99安打をマーク。走攻守に優れたチームの要を欠き、この日は正二塁手の菊池涼介も前日の死球の影響で欠場していた。

 そんな非常事態を迎えた試合で先発の森下が奮起した。

 5回まで先頭の出塁を3度許す苦しい内容ながらも、要所を締めるピッチングで巨人打線を封じ込めた。

 打線では7月4日に一軍再昇格を果たした小園が5回にフォスター・グリフィンから先制2ランをマーク。結果的にこれが決勝弾となった。

 ヒーローインタビューでは堅い内野の守りに感謝の気持ちを示すことも忘れなかった森下。過去3年間で2度の10勝をマークと安定したピッチングが売りの右腕が完封勝利を果たしたことで、中継ぎ陣に休養を与えられたことも大きかった。

 また今季ここまで大きな補強もなく、上位争いに食い込んでいる広島では新任の新井貴浩監督の手腕を評価する声も上がっている。

 野手ではベテラン田中広輔の再生や、捕手も坂倉将吾とベテランの会沢翼をうまく起用しながら、投手陣をリードしている。

 最近では選手に寄り添う形の指揮官がトレンドといわれる中、年も若くシーズン前から選手を「家族」と呼び、チャンスを与えながら熱く鼓舞する新井スタイルがはまりつつある。

 現在セ・リーグは上位4チームが5・5ゲーム差にひしめく。近年は混パが続いていたが、今年はCS争いも含め、混セが期待できそう。今後も新井監督のタクト含め、広島の戦いぶりに注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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