また死闘!初決勝クロアチア 決勝T3戦連続延長勝利は史上初

7月13日(金)7時8分 スポーツニッポン

<クロアチア・イングランド>延長後半、劇的な決勝ゴールを決め喜ぶクロアチア代表FWマンジュキッチ(中央)(AP)

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 ◇ロシアW杯準決勝 クロアチア2—1イングランド(2018年7月11日 モスクワ)

 準決勝残り1試合が11日に行われ、クロアチアが延長の末にイングランドに2—1と逆転勝ちし、5度目の出場で初の決勝進出を決めた。W杯決勝トーナメントで3試合続けて延長を戦っての決勝進出は初で、3戦ともリードされながら負けなかったのも初めて。15日(日本時間16日午前0時)の決勝では初優勝を懸けてフランスと対戦する。52年ぶりの決勝進出を逃したイングランドは14日にベルギーと3位決定戦を戦う。

 どちらが2戦続けてPK戦まで戦ったチームなのか、どちらが先発平均29・0歳で、相手を3・3歳も上回る“おっさんチーム”なのか、分からなかった。ボールを追うスピード、前線へ駆け上がる力強さとも上回ったのはクロアチアだ。1—1の延長後半4分、29歳のFWペリシッチは相手クリアの落下点にいち早く入ってヘッドでつなぎ、32歳のFWマンジュキッチが誰よりも早く反応してゴール前に進入し、決勝弾を叩き込んだ。

 32歳のMFモドリッチが胸を張る。「英国メディアは僕らを甘く見ていた。もっと謙虚に、相手をリスペクトした方がいいよ」。試合前の論調は、デンマークとロシア相手にPK戦で辛勝し、イングランドより30分以上も多く走っているクロアチアが格下扱い。「いいぜ、どっちが先に疲れるのか見せてやる」がイレブンの合言葉だった。開始5分でセットプレーから失点した前半はミスが目立ったが、前線からプレスをかける守備で主導権を握ると、シュート数22—11(枠内7—1)と圧倒。3試合続けて先制されながら全て追いつき、この日はPK戦の前に勝ちきった。

 ダリッチ監督が選手交代に動いたのは延長に入ってから。「誰も交代したがらないんだ。“まだ行けます”とね。出たがらない選手もいなかった」。元々、モドリッチやマンジュキッチら主力がよく走るチームながら、従来は協会の都合による監督人事が選手のやる気を失わせていた。だが、かつてU—21代表コーチを務めたダリッチ監督がW杯予選中の昨年10月に就任。モドリッチ中心の「黄金世代」がまとまった。

 初出場で3位に入った98年大会を超える決勝進出。6試合で計630分と、史上最も長時間戦って決勝へ進んだチームとなった。決勝の相手は98年準決勝で敗れたフランス。丸1試合分長く戦っているハンデはある。それでも、前日に39度の熱を出しながらチーム2位の14・54キロを走破した30歳のMFラキティッチは「まだ、タンクにエネルギーは残っている」と意気込んだ。

スポーツニッポン

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