【北埼玉】昌平 春日部共栄撃破、米山耐えて完投「自然と涙出た」

7月14日(土)7時8分 スポーツニッポン

<昌平・春日部共栄>最後の打者を空振り三振に仕留め、ガッツポーズをする昌平の米山

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 ◇第100回全国高校野球選手権記念北埼玉大会2回戦 昌平6—4春日部共栄(2018年7月13日 市営大宮)

 耐えた。最後まで投げ抜いた。試合後、クールダウンのキャッチボールをしながら、北埼玉・昌平の2年生左腕・米山は泣いた。93年夏の甲子園準優勝などの実績を誇る春日部共栄を4失点しながら完投し撃破。「本当に苦しかった。自然と涙が出てきた」と明かした。

 1メートル76の最速140キロ左腕。「自信がある」という真っすぐを臆することなく投げ込み5回まで無安打投球。だが体は正直だった。7回から左足と右手の指がつっていた。9回は3ランを被弾。2点差まで迫られた。それでも「弱気になったら球も弱くなる」と言い聞かせた。黒坂洋介監督は「米山は気持ちが強く、高い目標を与えた方が力を発揮できる。今日の先発も組み合わせが決まった当日に伝えた」。認めているからこそ、ゲームセットの瞬間までその強い気持ちに懸けた。

 旧校名は東和大昌平で07年、昌平に校名変更した。昨秋には学校の運営体制が新しくなり、運動部を全面的にバックアップする方針に変換。同時に社会人野球・シダックスでプレーした指揮官が10年ぶりに復帰したことも大きかった。この日は左翼席まで応援団で埋まったことが期待度の高さをうかがわせた。

 「これは通過点。甲子園に行く。他の部活に負けていられません」。米山も、黒坂監督も力強い口調で言った。(小野寺 大)

 ◆米山 魁乙(よねやま・かいと)2001年(平13)9月28日生まれ、さいたま市出身の16歳。小5から野球を始め、中学は杉戸ボーイズでプレー。昌平では1年春からベンチ入り。家族は両親と弟。目標の選手は西武・菊池。1メートル76、74キロ。左投げ左打ち。

スポーツニッポン

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