糸井 新たな“超人伝説” 骨折しながら球宴出場「まだ走るのがね…」

7月14日(土)7時8分 スポーツニッポン

<全パ・全セ>6回1死、糸井は二飛に倒れる。投手・宮西(撮影・北條 貴史)

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 ◇マイナビオールスターゲーム2018第1戦 全セ6—7全パ(2018年7月13日 京セラD)

 右腓骨(ひこつ)骨折で戦線離脱中の阪神・糸井嘉男外野手(36)が13日の球宴第1戦で代打で登場。負傷後初めて試合出場し、早期復帰のために強行出場した舞台で、“超人的”な回復を披露した

 地元、古巣の本拠地、話題性。3要素が相まった糸井の登場に京セラドームのボルテージは最大値に達した。6回1死一塁からバレンティンの代打で登場。宮西の2球目を打ち上げ二飛に終わり「打ちたかったですけど…」と悔しさをにじませたが、骨折しながら球宴出場という新たな“超人伝説”の誕生に、拍手喝采だ。

 「迷惑がかかりますけど、できる限り。自分もどれくらいできるのかはわからない。やっぱり一番(の問題)はまだ、走るのがね…。打撃?それは全然、大丈夫ですよ」

 試合前に話していた通り、「できる限り」ファンへ姿を届けた。6月30日のヤクルト戦で受けた死球により腓骨を骨折。球宴出場を辞退すれば後半戦最初の10試合に出場できない規定から、完治しないまま出場を決断した。それでも、裏を返せば「10試合以内に帰る」という意思表示でもある。

 それがうそではないことを証明した一日だった。試合前練習では約30メートルの距離でのキャッチボール、徒歩並の速度でのジョギングを終えると、アンダーアーマー(ドーム社)から支給された球宴専用のネイビー、レッド基調のバットをかついで登場。素振り、ティー打撃を終えて打席に向かうと、入念に10スイングした。フルスイングではなくサク越えはゼロでも、安打性の打球を3本。「全然大丈夫」という言葉は本心であり、順調な回復は見て明らか。残る障壁は「走」だけだ。

 気になる復帰時期について、後半戦開幕16日での復帰可否を問われたが、「ムリ!ムリやろ!(負傷後)何日目やねん!」と冗談交じりに否定した。ただ、この日出場したことで10試合以内、つまり、27日のヤクルト戦までに復帰できる計算で、長期離脱は避けられたということだ。

 「リスペクトする選手が多いので、楽しいですね」と、ウォーミングアップ中には青木、筒香らと談笑し、柳田からは「大丈夫すか!?」と問われて「大丈夫!」と答えるなど終始、笑顔。久々に元気な姿を見せ、虎党の不安を軽減していた。

スポーツニッポン

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