砂村氏が語る W杯イヤーへ日本3つの課題…少ない休養、足りない攻撃手段、見当たらない20歳前後の人材

7月14日(土)11時8分 スポーツニッポン

 ◇スーパーラグビー第19節 サンウルブズ27—48レッズ(2018年7月13日 ブリスベン)

 サンウルブズは今季最終戦でレッズ(オーストラリア)に27—48で敗れ、通算3勝13敗、勝ち点14の全体最下位(15位)で全日程を終えた。今季の総括と来年のW杯への課題について元U—23日本代表監督の砂村光信氏(59)が語った。

 前半のサンウルブズは集中力を欠いているように見えた。リーチに珍しくノックオンなどのミスが多く、疲労が感じられた。6月に3試合を戦った日本代表メンバーと、休養できたSOパーカーらとのコンディションの差は明らかだった。

 日本はスーパーラグビー(SR)に参戦しているように、北半球にありながら南半球のスケジュールに組み込まれている。南半球の選手はSRシーズンが終われば休養する時期もつくれるが、日本の選手たちは8月末開幕のトップリーグに備えてチーム合宿に合流しなくてはならない。さらに国内シーズン、SR、6月の代表戦と続くため休養に充てる時間が少なすぎる。サンウルブズは昨年から選手をある程度休ませながら起用しているが、来年は9月開幕のW杯から逆算したコンディションづくりと、それを可能にする綿密なマネジメントが必要だ。

 サンウルブズ=日本代表の体制で継続強化した結果、今季はディフェンスやキックを使う戦い方など組織力が格段にアップした。前半をうまく戦えば、どのチームとも勝負できるメドもついた。一方で、長く速いパスを放れる選手が少なく「パスでゲインラインを切る」攻撃が見られなかったのは残念だ。選手層も厚くはなったが、20歳前後の若手がいない。SRの時期にサンウルブズと別行動で強化にあたり、SO松田らを代表に送り出した「ナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)」は今後も続けてほしい。(元U—23日本代表監督)

スポーツニッポン

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