首位を走る阪神の捕手起用に球界OBが見解「坂本中心にしても面白い」

2023年7月15日(土)13時32分 ココカラネクスト

上手く投手陣をリードしている坂本を、宮本氏も高く評価する(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 前半戦が間もなく終わろうとしているプロ野球。特に注目すべきトピックとして、阪神の状態の良さが挙げられる。開幕前の順位予想でもAクラス入りを予想する野球解説者は多く、ある意味予想通りの展開と言えるだろう。

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 現在、阪神が首位をキープできている功労者として、大竹耕太郎と村上頌樹が挙げられる。先発投手を引っ張る存在として期待されていた西勇輝と青柳晃洋が不調だった中、大竹と村上が2大エースとして先発陣を牽引。大竹は防御率1.48で7勝を上げ、村上は防御率1.97で6勝を上げており、十分すぎる活躍を前半戦で見せている。

 もちろん、大竹と村上のポテンシャルの高さが現在の活躍につながったわけだが、この2人をリードしている坂本誠志郎の功績も大きい。決して実績があるわけではない2人の投手を防御率1点台に導いており、坂本の捕手としての力量がうかがえる。

 とはいえ、坂本はあくまで二番手捕手。大竹と村上が登板する試合以外は基本的にはレギュラー捕手の梅野隆太郎がマスクを被る。ただ、梅野とバッテリーを組む西勇や青柳といったエース格が軒並み不調のため、「坂本の出場機会を増やしては?」という声は阪神ファンだけでなく野球解説者からもあがっている。現役時代にヤクルトで活躍した宮本慎也氏も、自身のYouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』にて、阪神の捕手起用について言及した。

 前半戦の阪神の戦いぶりを振り返る中、「タイガースはキャッチャーを梅野を主として使ってるんですけど」と捕手の話題に移り、「個人の意見ですけど坂本が大分成長している 。もっと使って良いんと思う」と話す。続けて、「チーム内とかいろんな見方がある。人それぞれの意見もあると思うんですけど」としつつ、「坂本中心にしても面白いんじゃないかなと」と私見を披露した。

 大竹や村上だけではなく伊藤将司も坂本が球を受けていたが、6月上旬から梅野と組むようになった。岡田彰布監督としては梅野中心で考えている印象だが、坂本のリード面の能力は確かなものであり、他の先発投手をどうリードするのかも見てみたいところだ。岡田監督の捕手起用に今後も注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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