元琉球のMF水野輝がカンボジアに帰化。高校時代は市立船橋でキャプテン
2024年7月15日(月)9時32分 FOOTBALL TRIBE
カンボジア1部プリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエンは7月12日、クラブの公式SNSで同クラブ所属の日本人MF水野輝(32)がカンボジアの市民権を取得したと発表した。
水野は高校サッカーの名門である市立船橋高校でキャプテンを務めた後、明治大学を経て2014年にFC琉球に加入。2015年にはアルビレックス新潟シンガポールに移籍し、2016年から活躍の場をカンボジアへと移した。カンボジアでは、スヴァイリエンFC(現プリヤ・カーン・リーチ・スヴァイリエン)やボーウング・ケット・アンコールと名門を渡り歩き、2022年に古巣である現クラブに復帰した。
ボーウング・ケット時代の2017年と2020年に2度のリーグ優勝を経験。2019年と2022年にはカンボジアリーグの年間ベストイレブンにも選出されている。運動量が豊富なボランチで、攻守にわたりチームへの貢献度が高いプレーヤーとして高く評価されている。
カンボジアサッカーは近年、日本サッカーとの関係性が深いことで知られ、日本人指導者の派遣などにより急速に力をつけている。元日本代表の本田圭佑がカンボジア代表のGMとして2023年5月まで実質的な監督を務めていた。
カンボジア代表では昨年10月、山梨学院高出身で元FC岐阜のMF小川雄大(プノンペン・クラウン所属)が帰化してカンボジア代表に招集。アンダー世代では最近、現地で生まれ育ち日本人の親を持つ、MF伊東星隼やFWサカキバラ・リンタロウといった選手がU-16カンボジア代表に招集されている。