有観客で開催のル・マン24時間、区分けを実施し各エリア5000人までに制限へ

2020年7月16日(木)19時21分 AUTOSPORT web

 7月16日、ル・マン24時間レースを主催するACOフランス西部自動車クラブは、9月19〜20日開催される2020年のル・マン24時間においてサーキットを複数の“ファンビレッジ(村)”で仕切り、それぞれの最大収容人数を5000名とすることを発表した。


 新型コロナウイルスの“パンデミック”による影響を受けて、例年の6月開催から9月へと延期された今季のル・マン。WEC世界耐久選手権の第7戦として行われる第88回大会は既報のとおり、すでにチケットを購入したファンに限って観戦が認められることになっていたが、これに新たな条件が加えられることになった。


 これはフランス政府の感染拡大防止ガイドラインに沿い、サーキットに入るすべての人の健康を守るために実施されるもの。具体的には、サルト・サーキットを複数の“ビレッジ(村)”で区分けし、それぞれのエリアへの入場者数を5000人までに制限する。これにより人々を分散させ『密』を避ける狙いだ。


 各ビレッジは色(赤の村など)で示され、現地観戦するファンはグループ間の接触や移動を防ぐため指定されたエリアの外に出ることが禁止される。また、大会期間中は11歳以上の人を対象にフェイスマスクの着用が義務付けられる他、ソーシャルディスタンスの保持、手の消毒など感染症拡大を予防する措置をとることが求められる。


 なお、ACOはそうした制限を課されたなかでもレースを安全に楽しめるように、特別なエンターテイメントや飲食店、駐車場に加えて大型ビジョンなどを各エリアで提供する。また、一部のエリアではグランドスタンドやキャンプ場が用意される予定だ。


 サーキットへの入場は9月17日(木)8時から。一方、キャンプサイトは前日16日(水)14時から営業するという。なお、16日に行われる車検については、今年は非公開で行われることが決定している。


 ACOのチケットオフィスは大会の1カ月前となる8月17日から、グランドスタンドチケットまたは一般入場チケットを購入した人、駐車場やキャンプ場を予約した人を対象に、ACOメンバーであるかどうかにかかわらず(1)サーキットへのアクセス方法、サイトの詳細計画、(2)追加チケットの購入方法、(3)割り当てられるファンビレッジ、この3つのインフォメーションを提供するとしている。


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