女性ドライバーのキャサリン・レッグがELMS公式テストでクラッシュ。骨折の重傷も、命に別条なし

2020年7月16日(木)13時20分 AUTOSPORT web

 チャンプカーとインディカー、そしてDTMドイツ・ツーリングカー選手権への参戦経験を持つ女性ドライバーのキャサリン・レッグが7月15日、フランスのポール・リカールで行われたELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのプレシーズンテスト中にクラッシュを喫し、ヘリで病院に搬送された。


 元フォーミュラEドライバーでもあるレッグは今季、リシャール・ミル・レーシングの一員としてヨーロッパを転戦するル・マンシリーズに参戦することになっており、開幕戦を直前に控えた14日から2日間の日程でスタートした南仏ポール・リカールでのオフィシャルテストに参加していた。


 レッグのドライブする50号車オレカ07・ギブソンは、テスト2日目となった15日午前のセッション中、ミストラルストレートエンドにある高速右コーナー(ターン10=サインズコーナー)でコースを外れ、ガードレールに激しく衝突。このクラッシュが発生した11時39分にセッションはすぐさま赤旗中断となり、サーキットのセーフティチームが迅速かつ効率的にドライバーを救出している。


 ELMSの声明によれば、クラッシュ後にクルマから降ろされたレッグはサーキットのメディカルセンターに運ばれ、その場で左足と右手首を骨折していることが確認された。なお、彼女の命に別条はなく事故直後から意識もはっきりしているという。


 その後、レッグはヘリコプターでフランス南東部トゥーロン、サンタンヌの病院へと緊急搬送されたが、シリーズはより多くのインフォメーションが共有可能となればその都度、情報を更新するとしている。

キャサリン・レッグ(右)はリシャール・ミル・レーシングで、タチアナ・カルデロン(左)、ソフィア・フローシュとともに50号車オレカ07をシェアする。


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