DeNA激震!山崎康晃 中継ぎ降格で注目集める「勝利の方程式」の行方

2023年7月16日(日)13時46分 ココカラネクスト

昨年オフに球団と6年契約を結んだ山崎は中継ぎ降格が決まった(C)CoCoKARAnext

 DeNAは15日の広島戦に1−2の逆転負け。最終回に登板した守護神・山崎康晃の乱調が誤算だった。

 試合は投手戦、DeNA左腕エースの今永昇太、広島は開幕投手を務めた大瀬良大地の力投で両チームとも点が奪えず進む中、6回無死一、三塁のチャンスで打席が回ってきた今永が自らスクイズを決め、先制点を奪う。8回無失点でマウンドを降りた後に託したのが、守護神の山崎だった。

【動画】9回一死、守護神の山崎が坂倉から痛恨の同点弾を浴びた場面

 そして1点リードで迎えた9回一死後に悲劇が待っていた。山崎は高めに浮いた直球を坂倉将吾に捉えられ、左翼席に飛び込む、同点ソロを浴びた。続くマット・デビッドソンにも二塁打を許した時点で降板を告げられた。その後、3番手で登板したエドウィン・エスコバーが一死満塁から勝ち越しの犠飛を許し、力尽きた。

 左腕エース・今永の力投が報われず、打線もわずか3安打と前半戦最終カードで痛い負けを喫した。

 また守護神の山崎はこれで6敗目、ここまで20セーブをあげながら、防御率は4・45まで膨れ上がっている。近年は不安定な成績が目立っていた右腕も昨年は56試合に登板して、自己最多タイの37セーブをマーク、防御率1・33、2敗と復活を遂げたシーズンだった。オフには異例の6年契約も結び、心機一転で迎えた今季、苦しい戦いを強いられている。

 不安定な投球が続く山崎に対して、16日、三浦大輔監督は中継ぎ降格を決断したとスポーツ各紙のオンラインサイトが報じた。

 そうなると注目を集めるのは、守護神は誰が務めるのかという点。チームには「8回の男」、ファンからも「伊勢大明神」の愛称で親しまれているプロ4年目のセットアッパー、伊勢大夢もいる。昨年は71試合に登板したタフネス右腕は今季もここまで34試合に登板し、23ホールド、防御率1・95と安定した成績を残している。

 またプレッシャーがかかる守護神の座には外国人投手を起用するチームも多い。その意味ではリリーバーとして今季ここまで31試合に登板し、14ホールド、防御率1・48の成績を残す助っ人右腕のJ・Bウェンデルケンの存在も注目となりそうだ。

 現在チームは2位をキープするも今後は25年ぶりの悲願の優勝を狙うにあたって、後半戦はさらにしびれる戦いが続くことが予想される。最後を締めるポジションは重要となるため、三浦監督の起用も引き続き注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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