原監督が明かす”WBC後”の岡本和真の変化「悔しさを出すようになってきた」

2023年7月16日(日)15時10分 ココカラネクスト

本塁打ランキングトップの20本を放つ岡本。闘志を表に出すシーンが増えてきた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 WBC組の不調が目立った中、巨人の岡本和真は絶好調だ。2位の牧秀悟(16本塁打)を引き離すリーグトップの20本塁打を放っており、打率.304はリーグ3位、50打点はリーグ2位と三冠王も視野に入るほどの好成績を残している。“新若大将”の活躍をかつての若大将であり、現指揮官はどのように見ているのか。現役時代に巨人で活躍し、二軍監督やスカウト部長なども務めた岡崎郁氏のYouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁公式チャンネル】』に原辰徳監督が出演し、岡本の変化について語った。

【動画】これぞ令和の名勝負!岡本和が今永から今季20号となる特大のアーチを放った場面

 岡崎氏からWBCを経験して岡本にどのような変化が起たのかを聞かれた原監督は「まず体型が変わった」「メジャー(リーガー)、一流選手を見て、まず食生活。体型も含めて」とコメント。一流の選手達と交流する中で、食事面の意識が高まり、身体のコンディションが良くなったという。

 さらには、「カッカするようになってきた。結構ヘルメットを叩きつけたりね。悔しさを出すようになってきました」「なんかしつこく(イライラを)出すやつって嫌じゃない。1回ぐらいカーっていってパッと切り替えられる。そういう激しさも出てきた」と態度の変化も感じていると話した。

 岡本はどちらかというと表情を変えずに淡々とプレーしている印象だが、確かに今シーズンは感情を見せる場面が少なくない。13日の広島戦では吉川尚輝が犠牲フライを打った際、三塁ランナーの岡本が本塁に激走してヘッドスライディングで生還する一幕があった。

 WBCの準決勝で9回1点ビハインドで大谷翔平が二塁打を打った後、塁上からベンチに向かって激しい動きを交えながらチームメイトを鼓舞したシーンは記憶に新しい。そういった姿勢を見たことで、チームリーダーである自分自身が感情を表に出すことが、チームの雰囲気を変えることにつながる、ということを学んだのではないか。打線だけではなく、精神的支柱としてもチームを引っ張る岡本の表情や態度にも注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


ココカラネクスト

「WBC」をもっと詳しく

「WBC」のニュース

「WBC」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ