日本戦に臨むU24スペイン代表メリーノ「早く試合がしたい」…EURO組は「調子が良さそう」

2021年7月16日(金)23時46分 サッカーキング

初のオリンピックに挑むMFメリーノ(写真は2020年10月)[写真]=Getty Images

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 U−24スペイン代表MFミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)が16日、U−24日本代表とのキリンチャレンジカップ2021に向けた前日会見に出席。4月からケガによりピッチから遠ざかっていたため、「早く試合がしたい」と意気込んだ。

 現在25歳のメリーノは昨シーズン、公式戦36試合に出場して2ゴールを記録。主力としてチームを支えていたが、背中の負傷によりシーズン終盤戦やEURO2020は欠場を余儀なくされていた。4月から離脱が続いていたが、現在は回復したようで、コンディションについて「調子はいい」という。

「トレーニングも順調にこなしている。ブランクがあったので、体がどう反応するのか不安もあったが、これまでハードなリハビリに取り組んできた甲斐があった。100パーセントではないが、プレシーズンというタイミングを考えると、チームメイトも対戦相手も100パーセントではないはず。痛みはない。早く試合がしたい」

 また、日本の暑さ対策については、「そのためにスペインのベニドルム(東部の地中海岸沿いの街)で合宿をしてきた」と明かし、「おかげで湿度や暑さに適応しやすい。この暑さはチームスタッフの想定内。ベニドルムで10日間ほど合宿をしたのは良かった」と対策が万全だと強調した。

 オーバーエイジ枠で選出されたメリーノは、これまで世代別のスペイン代表でも活躍。2015年のU−19EUROで優勝に貢献し、U−21EUROでは2017年に準優勝、2019年に優勝を経験している。だが、オリンピックは初出場のため、「人生で一度きりの経験だと思う」と話し、意気込みを続けた。

「サッカー選手のキャリアの中で五輪に出るためには、色々な条件がそろわなければならない。特に自分の場合は年齢の制限もあったが、幸いダニ・(セバージョス)、マルコ(・アセンシオ)と一緒に監督に選ばれた。オリンピックはこれまでのキャリアと人生で経験してきたどの大会とも違ったものになるはず。貴重な経験なので最大限に活かしたい」

 今大会のU−24チームには、7月6日の準決勝までEURO2020を戦ったA代表メンバーからGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やMFペドリ(バルセロナ)らも参加している。メリーノはEURO組について、「コンディションはいいと思う」と明かした。

「確かに長いシーズンを闘ったあとだが、体が覚えているので、2、3日間の充電で戦える状態に戻ることができる。自分たちのような若い選手の体は、長いシーズンのリズムにも耐えられる。(EURO組は)トレーニングでも調子が良さそうだったので、チームの力になってくれるだろう」

 EURO組の中でも注目を集めるのは18歳のペドリ。昨シーズンはバルセロナで公式戦52試合に出場、EURO2020でもA代表に欠かせない存在として全6試合に出場し、大会最優秀若手選手賞にも輝いた。

 メリーノはペドリの活躍について「すごいことだと思う」と感嘆。続けて「18歳というと、普通は自分の体やサッカーを理解することで精一杯だが、彼は若いのにバルセロナで何試合も戦い、さらにEUROでも活躍した。才能と将来性がある選手だ」と絶賛した。

 U−24スペイン代表は17日のキリンチャレンジカップ2021でU−24日本代表と対戦。22日にU−24エジプト代表との東京オリンピック初戦を迎え、25日にU−24オーストラリア代表、28日にU−24アルゼンチン代表と対戦する。

サッカーキング

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