スピナッツォーラの負傷がイタリアを変えた? マンチーニ監督「優勝する原動力になった」

2021年7月16日(金)18時2分 サッカーキング

松葉杖を突きながらもEURO2020優勝に喜びを示すスピナッツォーラ [写真]=Getty Images

写真を拡大

 イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督がEURO2020について語った。15日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

 今月11日に行われたEURO2020決勝戦でイングランドをPK戦の末に破ったイタリアは、53年ぶり2度目となるヨーロッパ王者に輝いた。

 同チームで、は2日の準々決勝ベルギー戦でDFレオナルド・スピナッツォーラが全治約6〜9ヶ月と診断されるアキレス腱の負傷を負った。今大会ベストイレブンにも選出されるほどの活躍を見せていた同選手の離脱に一時は暗雲も立ち込めたが、マンチーニ監督はその負傷こそがタイトル獲得につながったと感じているようだ。現地メディアのドキュメンタリー番組の取材に対し、同監督は以下のように語っていた。

「スピナはEURO2020で最高のフルバックだ。その強さ、スピード、テクニックの基本を示しているような選手だった。彼の負傷は我々にとって困難な瞬間だったが、それがイタリアにとって勝ちたいと思わせる何かをもたらしたと思う」

「彼があれ以上チームのために何もできない状況で、我々は彼のためにプレーする必要があったんだ。彼の負傷は、イタリアが優勝する原動力になっただろう」

 決勝戦の後、松葉杖姿でピッチに現れたスピナッツォーラは、チームメイト全員と抱擁を交わした。そしてイタリア代表のSNSによると「松葉杖でトロフィーを持ち上げに行こう。きっとぴったりだ」と発言していたようで、負傷しながらも喜びを噛み締めていたようだ。

サッカーキング

「イタリア」をもっと詳しく

「イタリア」のニュース

「イタリア」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ