IMSA:テキーラ・パトロン、2018年限りでモータースポーツへのスポンサードを終了へ

2018年7月17日(火)15時51分 AUTOSPORT web

 世界的に人気を博すプレミアム・テキーラブランドである『パトロン(PATRoN)』は7月16日、プレスリリースを通じて声明を発表し、2018年限りでIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)のシリーズスポンサーならびに長年にわたってタイトルスポンサーを務めるエクストリーム・スピード・モータースポーツ(ESM)への支援を終了するとアナウンスした。


 パトロンとESMの双方がタッグを組み、テキーラ・パトロン・ESMとして当時開催されていたスポーツカーレース、ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズに参戦し始めたのは2010年のこと。


 当時からパトロンのコーポレートカラーである鮮やかなライトグリーンを車両全体に纏ったマシンを走らせていた同チームはその後、8年の間に合計40回のポディウムフィニッシュを果たしている。


 また2016年はオンローク社製のLMP2マシンにホンダ製エンジンを搭載したリジェJS P2・ホンダを走らせ、同年のデイトナ24時間とセブリング12時間で総合優勝を達成。


 さらにニッサン/ニスモとのコラボレーションでニッサンDPiを新規投入した2017年シーズンは、最終戦プチ・ル・マンを含む年間2勝をマークすると、引き続きニッサンDPiでシリーズに参戦している今季の第2戦セブリングでは、チームとして2年ぶり、ニッサンエンジン搭載車としては24年ぶりとなる総合優勝を飾った。


 大会スポンサードの面では、WSCCのシリーズスポンサーとなると同時に、シリーズ内の耐久イベント4レースからなるTPNAECテキーラ・パトロン・ノースアメリカ・エンデュランスカップのタイトルスポンサーを務めているが、来季についてはこれらの支援をすべて終了することとなる。


「エクストリーム・スピード・モータースポーツの全組織を代表して、(ALMS参戦以前の)過去13年間、このような素晴らしいブランドの象徴となって活動できたことw光栄に思っているよ!」と語るのはチームオーナー兼ドライバーのスコット・シャープ。


「エド(・ブラウン/パトロンCEO)のサポートにはとても感謝している。我々はともにさまざまな課題に取り組んで、一戦一戦学習を重ねながら勝利を狙える素晴らしいチームを作り上げてきたんだ」


「同時に、僕らがまたたく間にモータースポーツの世界でアイコン的存在になっていく瞬間ははスリリングですらあったよ!」


「来年以降、慣れ親しみ、今やこの世界では知れ渡っているグリーンとブラックのスーツを着られないのは寂しいが、我々ESMとパトロンは同じ情熱を持ち続けるはずだ!」


 なお、ESMは2019年以降もニッサンDPiでの活動を継続する旨をあわせてアナウンスしており、現在チームではパトロンに代わる新たなスポンサーを探しているという。

2016年のデイトナ24時間で総合優勝を飾ったテキーラ・パトロン・ESM
2018年、チームは2年ぶりにセブリング12時間で総合優勝を飾った


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