U24日本代表、金メダル候補スペインとドロー…堂安律が先制弾もリード守りきれず

2021年7月17日(土)21時13分 サッカーキング

五輪世代の日本代表とスペイン代表が対戦した [写真]=Getty Images

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 キリンチャレンジカップ2021が17日に行われ、U−24日本代表とU−24スペイン代表が対戦した。

 東京オリンピック前最後の強化試合で、金メダル候補の一角に数えられるスペインと対戦。日本はオーバーエイジ(OA)の3人や久保建英、堂安律らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、スペインもOAの3選手のほか、先日までEURO2020に参加していた3選手を先発で起用した。

 16分、スペインに決定機が訪れる。ダニ・オルモのスルーパスにダニ・セバージョスが抜け出し、右足アウトサイドを使ったループ気味のシュートで流し込もうとしたが、谷晃生の脇下を抜けたボールは惜しくもサイドネットに外れた。

 日本は40分、遠藤航のスルーパスに抜け出した林大地が寄せてきた相手DFを振りほどき、ペナルティエリア左から左足を振り抜く。しかし、シュートは惜しくも枠の上に外れる。

 すると42分、スペインのボール保持に苦しむ時間が続いていた日本が、少ないチャンスをモノにして先制する。左サイドをドリブルで突破した久保建英が、同サイドの深い位置に侵入してマイナス方向に折り返す。ペナルティエリア中央に飛び込んだ堂安律が左足ダイレクトで合わせると、シュートはゴール左上に突き刺さった。

 日本の1点リードで折り返すと、ハーフタイムで日本は7人、スペインは3人の選手交代を行った。

 スペインは後半、途中出場のミケル・オヤルサバルを中心に攻撃を構築して押し込む時間が続くが、日本も集中した守りを見せて無失点の時間を続ける。スペインは71分、ブライアン・ヒルのスルーパスに抜け出したオヤルサバルがエリア内で左足を振り抜いたが、惜しくもゴールの左横に外れる。

 しかし78分、スペインが試合を振り出しに戻す。ぺドリのスルーパスから左サイドの深い位置をとったフアン・ミランダがグラウンダーで折り返し、カルロス・ソレールがダイレクトで合わせる。シュートは右のポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 84分、後方からの縦パスを受けた三好康児は鮮やかなターンで前を向き、動き出した上田綺世にスルーパスを供給。上田は相手GKとの一対一を迎えたが、阻まれてネットを揺らすことはできない。終了間際には田中碧のフリーキックからチャンスを迎えたが、相手GKの好セーブに遭った。

 試合はこのまま終了し、本番前のラストマッチは強豪国と1−1のドローという結果になった。東京五輪の男子サッカーは開幕式より一足先に始まり、グループAの日本は南アフリカ、グループCのスペインはエジプトが初戦の相手となる。

【スコア】
U−24日本代表 1−1 U−24スペイン代表

【得点者】
1−0 42分 堂安律(日本)
1−1 78分 カルロス・ソレール(スペイン)

【スターティングメンバー】
U−24日本代表(4−2−3−1)
谷晃生(46分 大迫敬介);酒井宏樹(46分 橋岡大樹)、吉田麻也(46分 瀬古歩夢)、冨安健洋(46分 町田浩樹)、旗手怜央;板倉滉、遠藤航(46分 田中碧);堂安律(46分 三好康児)、久保建英(67分 上田綺世)、相馬勇紀(80分 中山雄太);林大地(46分 前田大然)

U−24スペイン代表(4−3−3)
シモン(80分 A・フェルナンデス);O・ヒル、ミンゲサ、P・トーレス、ミランダ(80分 ククレジャ);メリーノ、スビメンディ(46分 モンカヨラ)、セバージョス(68分 ぺドリ);オルモ(46分 B・ヒル)、ミル(46分 オヤルサバル)、アセンシオ(68分 プアド)

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