今年で10回目の全英OP 松山英樹の過去大会を振り返り
2024年7月18日(木)18時0分 ALBA Net
<全英オープン 事前情報◇18日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>
いよいよ世界最古のメジャートーナメント「全英オープン」が18日(木)から開幕。全英オープン出場は今年で10回目と節目を迎える松山英樹の過去成績を振り返ってみよう。
2013年3月にタイで行われたアジア最終予選会を突破して初出場した同年大会はスコットランドのミュアフィールドで開催。「今までで一番の緊張」と話した大会初日は「71」・21位タイで滑り出すと、2日目を20位、3日目を11位と順位を上げていった。最終日はトップの背中をうかがいながら、タイガー・ウッズ(米国)らと並ぶトータル2オーバー・6位タイでフィニッシュ。
初出場でのトップ10入りは1976年の鈴木規夫までさかのぼり、6位タイは初出場では史上最高位。さらに、日本人がトップ10に入るのは2006年大会の谷原秀人以来となった。松山は同年6月の全米オープンにも初出場し、10位タイで終戦。メジャー大会2戦連続でのトップ10フィニッシュは日本人史上初の快挙となった。
14年6月「メモリアル・トーナメント」で米ツアー初優勝を挙げた同年の7月、ロイヤル・リバプールGCで2度目の全英に出場。パットで苦しみ、39位タイでフィニッシュ。悔しい4日間となった。翌15年は18位タイとトップ20入り。今年の舞台であるロイヤルトゥルーンGCで開催された16年大会では初の予選落ちとなり、満足のいく結果を残せなかったが、ロイヤル・バークデイルGCで開催された17年大会はトータル2アンダー・14位タイと13年大会に次いで好成績を残している。
18年、19年は2大会連続、自身3度目の予選落ち。20年は新型コロナウイルスによって、大会自体が中止になった。さらにオーガスタでの戦いを制しマスターズ王者として出場するはずだった21年は、大会前にコロナに感染し欠場。世界中を混乱させたウイルスに翻ろうされる2年間を過ごした。
15年に続き2度目のセントアンドリュースで挑んだ22年は150回の記念大会。予選ラウンドをトータル1アンダー・55位で5年ぶりの決勝進出を決めた。3日目は3バーディ・2ボギー・1ダブルボギー・1トリプルボギーの「76」・80位と大きく後退したが、最終日は、7つのバーディを獲り(2ボギー)「67」と追い上げ。トータル2アンダー・68位タイに留まった。大会史上最高賞金額となった同大会は初優勝を果たしたキャメロン・スミス(オーストラリア)が250万ドル(約3億4500万円)を獲得。松山は3万2525ドル(約448万円)を手にした。
ロイヤルリバプールで開催された昨年大会は初日、パットが冴え1アンダー・19位タイと、昨季シーズンにおけるメジャー最高位発進となった。2日目は1つスコアを落とし、25位タイで決勝ラウンドへ進んだ。優勝戦線への浮上を図ったムービングデーは、17ホールでパーオンに成功するも「69」と伸ばしきれなかった。ボギーフリーで17位タイへ浮上したが上位勢が伸ばしあいをするなか、雨が降ってやわらかくなったグリーンに苦戦した。最終日は「70」の赤字で回り、トータル3アンダーの13位タイで締めくくった。
今大会は16年大会に予選落ちとなったロイヤルトゥルーンGCでの開催。松山は、21年の「マスターズ」優勝以来のメジャー2勝目へ挑む。
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