フェラーリ、2台接触の後“記録的速さで”最新仕様を用意「予想より好調」とルクレール【F1第3戦金曜】

2020年7月18日(土)12時20分 AUTOSPORT web

 2020年F1ハンガリーGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=7番手/2=10番手だった。


 FP1では29周を走行し1分17秒404(ミディアムタイヤ)、ウエットコンディションのFP2では10周を走り1分43秒725(ウエットタイヤ)をマークした。


 第2戦シュタイアーマルクGPでルクレールはセバスチャン・ベッテルと接触、両者リタイアとなり、アップデートを施された2台のマシンは大きなダメージを負った。しかしフェラーリは前戦と同じパーツを用意して第3戦に臨んだという。フェラーリは「FP1で、2台のSF1000はシュタイアーマルクGPと同じ仕様で走った。シュピールベルクでダメージを負ったコンポーネントの修復を、記録的な速さで達成したマラネロの人々の努力のおかげだ」と述べている。

2020年F1第3戦ハンガリーGP金曜 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール フリー走行1=7番手/2=10番手
 今日は予想よりもうまく物事が進んだ。ここには基本的にはオーストリアと同じマシンを持ち込んだ。でもこのコースの方が僕らに合っているようなので、それを確認することができてよかったよ。ここは先週のコースよりストレートが少ないし、僕らはコーナーで速いんだ。


 午後は雨になり、いくつかのことを試したが、少し苦労させられた。ウエットでは100パーセントの自信をもって走ることはできず、満足いく状態ではなかった。それでも今朝のセッションで、いくつかポジティブな兆候があったのはよかったと思う。


 エクストリームウエットを履いた最初のランでは2周しかしていないので、これは本来のタイムではない。でも同じタイヤを履いたセブ(ベッテル)のラップタイムはとてもいいから、そこにポジティブな点を見いだすことができる。


 明日がとても楽しみだ。フリープラクティスでのこの前向きな兆候を予選と決勝でいい結果につなげられればいいね。でも僕自身にやるべき仕事がまだたくさん残っている。明日はいいポジションにつけられるようがんばるよ。


(セッション後の会見で語り)ここにはたくさんの新パーツを持ち込んできたわけではない。(前戦と)ほぼ同じマシンなんだ。それでもこのサーキットでの方がマシンの状態がいい。それはいいことだよ。


 メルセデスにチャレンジできるというわけではないけれど、(前戦より)速くなったし、それを確認することができてよかった。


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