インディカー第5戦詳報:パジェノーが最後尾からの逆転勝利。琢磨はレースをリードするも悔しい結果に

2020年7月18日(土)15時25分 AUTOSPORT web

 NTTインディカー・シリーズ第5戦がアイオワ・スピードウェイで開催され、最後尾からスタートしたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が今季初勝利を飾った。


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、一時レースをリードするも10位に終わっている。


 先週のロードアメリカに続き、今週のアイオワもダブルヘッダー。そして、ショートオーバルでの2レースもファンをスタンドに迎えて行われる。


 17日金曜夕方からのレース1では、シモン・パジェノーが最後尾グリッドから優勝を果たした。


 彼のマシンは予選で燃料系トラブルが発生。アタックを行えなず、23番目のグリッドから決勝のスタートを切った。


 しかし、彼のマシンは予選前のプラクティスで見せていた速さをレースでも保っており、最初のピットストップを少し早目に行うまでに10台以上パス。全員が一度ピットした時点で7番手にまでポジョションアップし、スタートの不利を無き物としていた。

左フロントが外れクラッシュを喫したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)


 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の143周目のクラッシュで出されたフルコースコーションはタイミングが良く、ここでパジェノーはピットイン。リスタートが切られると思ったところでコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)がリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)に追突して宙に舞い上がる大クラッシュを演じたため、コーションはトータル26周という長さになって、残り80周でグリーンフラッグが振られた。

宙を舞うクラッシュを喫したコルトン・ハータ


 ここからゴールまでをピットに入らずに走り抜く作戦を選んだチームが多く、燃費を持たせ、タイヤも酷使し過ぎずに走り切れたドライバーたちの中からパジェノーが優勝し、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が2位でのゴールを果たした。


「厳しいコースだけれど、信じられない夜になった。予選はトラブルで走れずガッカリだったが、チームはまったく諦めてなどいかった」


「マシンが素晴らしく、シボレーエンジンは非常にパワフルで、燃費も良かった。明日のレースも最後尾スタートだが、今日勝てることを実証したんだから、明日は今日の再現ができるよう全力で頑張るよ」とパジェノーは語った。

ポジションを争うパジェノーとディクソン


 ディクソンは18番手スタートで2位フィニッシュ。パジェノーに注目が集まりがちだが、ディクソンのパフォーマンスにも驚くべきものがあった。


 そして、3位にはルーキーのオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)が入った。今年は若手が上位に食い込むレースが多くなっている。


 先週のロードアメリカではアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)がレース1で3位フィニッシュ。レース2ではパトリシオ・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)がキャリア初のPPを獲得し、初表彰台にも上った。


 今週はアスキューがキャリア初のトップ3フィニッシュ達成。彼のすぐ後ろ、4位でゴールしたのはオーワードだった。

3位を喜ぶオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)


 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はレース中盤に49周もトップを走ったが、ゴールは10位となった。


 最後のイエローの後にピットストップを行う作戦を選んだため、1周遅れに陥ってしまったのだ。それでも、第2戦から5戦連続のトップ10フィニッシュとなった。


「今日は予選からレースへ、マシンをいじってはいけないルールだったので、予選は苦しいことになっても、レースでのマシンは良いものになると考えていて、その通りになりました」


「1回目のピットを早めにして、どんどんパスしてポジションを上げ、トップに躍り出ることができました。今日は多くの重要なことを学べたので、明日は今日以上のパフォーマンスを発揮できるはずです」と琢磨は話していた。


 第6戦の決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨は20番手から、第5戦で勝利したパジェノーは同じく最後尾23番手から決勝レースに挑む。

ピット作業を行う佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)

スタンドではグループごとにソーシャルディスタンスをとってレースを観戦


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