2021年王者ラズガットリオグルが覚醒の3レース制覇/SBK第5戦イギリスラウンド

2022年7月18日(月)7時47分 AUTOSPORT web

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦イギリスラウンドがドニントンパークで行われ、レース1、スーパーポール・レース、レース2の3レースでトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BrixxワールドSBK)が優勝を飾った。野左根航汰(GYTR・GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)は、2021年では欠場したために初めて挑むイギリスラウンドとなり、スーパーポール・レースの17位がこの週末のベストリザルトだった。


 今大会では、マイケル・ファン・デル・マーク(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が、第3戦エストリルラウンドの転倒によって負った大腿骨頸部骨折から回復中のため、代役としてイリア・ミカルチィクが参戦した。


 スーパーポールではジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)がこれまでのオールタイムラップ・レコードを更新してポールポジションを獲得。2番手はアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、3番手はラズガットリオグル、4番手はスコット・レディング(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)で、ここまでがオールタイムラップ・レコードを更新する予選となった。


■レース1:ラズガットリオグル、独走で優勝


 スーパーポール・レースの結果により、レース1はポールポジションにレイ、2番グリッドにロウズ、3番グリッドにラズガットリオグルが並び、チャンピオンシップでランキングトップにつけるアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)は5番グリッドスタート。野左根は23番グリッドからのスタートとなった。


 好スタートを切ったのはラズガットリオグル。3番グリッドからトップに浮上し、2番手にレイ、3番手にロウズ、さらにその背後にバウティスタが迫る。バウティスタ、ロウズは1周目にレイをかわしてバウティスタが2番手、ロウズが3番手に浮上し、レイは4番手に後退した。


 トップのラズガットリオグルは後方がポジション争いを展開する間にギャップを広げていく。4周目に入ると、その差は1秒以上となっていた。一方、2番手のバウティスタは3番手に浮上したレイと接戦の2番手争いを展開する。レイは8周目の最終コーナーでついにバウティスタをオーバーテイク。2番手に浮上した。


 レース中盤の11周目を迎えるころには、ラズガットリオグルが2番手のレイに対して3秒以上のアドバンテージを築き、独走状態。2番手のレイ、3番手のバウティスタの2秒以上後方には、4番手のレディング、5番手のロウズが続く状況だ。
 
 2番手を守るレイだが、バウティスタとの差は依然としてわずかであり、バウティスタが何度もレイにオーバーテイクを仕掛ける。残り10周、最終コーナーでレイがバランスを崩し、ラインを大きく外すと、バウティスタがそのイン側に入ってレイをかわした。再びバウティスタが2番手、レイが3番手というポジションとなる。
 
 しかしその翌周、2番手を走っていたバウティスタが最終コーナーでまさかの転倒。バウティスタはマシンを起こしてレースに復帰したが、24番手にまで後退することになった。バウティスタの転倒により、レイが単独2番手、レイの2秒後方を走るレディングが3番手に浮上する。
 
 残り5周、3番手のレディングに、一度は離されていたロウズが再び接近する。その差はあっという間に縮まり、0.1秒から0.2秒ほどになった。ロウズは残り4周の9コーナーでレディングのインに飛び込んでパス。レディングが11コーナーで3番手を奪い返すも、ロウズが最終コーナーでレディングをかわす。激しい3番手争いとなったが、その後ロウズが前に出るとレディングとの差を広げていった。


 トップのラズガットリオグルは、1周目からギャップを広げて独走で今季2勝目を挙げた。レイは2位でフィニッシュ。3位はロウズで、今季初表彰台を獲得している。レイとロウズの表彰台により、カワサキはSBKで通算500回目、501回目の表彰台獲得となった。4位はレディング、5位にはアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)だった。残り9周で転倒を喫したバウティスタはリタイア。野左根は19位でレースを終えている。


■レース2:ラズガットリオグルがポール・トゥ・ウイン


 スーパーポール・レースは、このレースでもスタート直後からレースをけん引したラズガットリオグルが優勝。2位はレイ、3位にはレディングが入った。レディングはBMWで初の表彰台獲得となった。バウティスタはロウズと4番手争いを展開し、最終ラップでバウティスタをかわして4位。野左根は17位だった。


 スーパーポール・レースの結果により、レース2はラズガットリオグルがポールポジション、レイが2番グリッド、レディングが3番グリッド、バウティスタは4番グリッドに並んだ。


 レース2でもホールショットを奪ったのはポールポジションスタートのラズガットリオグルで、その背後にレイがぴたりとつける。3番手にはバウティスタが浮上、4番手にはレディング、5番手にはマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が続く。
 
 トップを走るラズガットリオグルに対し、レイは何度かすきをうかがうも、ラズガットリオグルがトップをキープ。ラズガットリオグルとレイによる僅差のトップ争いが続いた。


 レース中盤になると、レイはラズガットリオグルから遅れ始める。トップのラズガットリオグル、2番手のレイ、そして一時はレイとの差を縮めた3番手のバウティスタの三人の間にはそれぞれギャップができていた。


 しかし、バウティスタが徐々にレイとの差を詰め、背後に迫る。レイは中盤以降にペースを落としており、トップのラズガットリオグルとはすでに2秒以上の差がある状況だ。バウティスタは残り5周の11コーナーでレイのインに入ると、オーバーテイク。バウティスタが2番手に浮上し、レイは3番手に後退した。


 ラズガットリオグルはポール・トゥ・ウインで、イギリスラウンドで3勝を飾った。ラズガットリオグルは、初めて1戦3レースで3勝を挙げている。2位はバウティスタ、3位はレイが獲得した。この結果、ラズガットリオグルはチャンピオンシップのランキングトップにつけるバウティスタと43ポイント差とした。


 4位はリナルディ、5位にはレディングが入った。野左根は18位でフィニッシュしている。


 スーパースポーツ世界選手権(WSS)のレース1ではスタートディレイとなり、19周の周回数は18周に減算。さらに1周目で発生したクラッシュによって赤旗中断となり、12周で再開された。このレースでは残り5周でトップに立ったドミニケ・エガーター(テンケイト・レーシング・ヤマハ)が優勝。2位はロレンソ・バルダッサーリ(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)、3位はラファエレ・デ・ロサ(オレラック・レーシング・ヴェルドナトゥラ・ワールドSSP)だった。レース2ではエガーター、バルダッサーリ、ニコロ・ブレガ(Aruba.itレーシング・ワールドSSPチーム)のトップ争いとなったが、これを制したエガーターが優勝。9連勝を果たしている。2位はバルダッサーリ、3位はブレガだった。

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