新庄ハム 3カード連続勝ち越しで単独3位に浮上 上昇気流の「キーマン」「復帰待たれる男」
2024年7月18日(木)18時3分 ココカラネクスト
新庄監督の采配も注目を集める(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
日本ハムが再び状態を上げてきた。
7月17日の楽天戦(エスコン)に6−2で勝利。3カード連続勝ち越しを決めて単独3位に浮上した。
【動画】チームを勢いづける水谷の豪快な先頭打者アーチ
初回、球宴にプラスワン選出され、初出場が決まった水谷瞬が相手先発、古謝樹から先頭打者アーチを放つと、1点リードの3回には万波中正が左翼席中段へ飛び込む豪快な13号ソロで加点。8回一死満塁の好機にはアリエル・マルティネスが左翼線へ適時二塁打を放ち、2点を奪うなど、この回、4得点を奪い楽天を突き放した。
投げては先発の金村尚真が8回まで2安打1失点ピッチングと試合を作り、9回も続投。1点を奪われ、尚も二死満塁のピンチを招き、ここで田中正義にスイッチとなった。あと1アウトでプロ初の完投勝利だったが、目前で交代、自己最多の128球を投げ4勝目をマークした。
一方で6月は苦しんでいたチームが3カード連続勝ち越しと息を吹き返し始めた。
打線では助っ人のフランミル・レイエスの存在感が増している。16日の楽天戦(エスコン)では7回に一時逆転の8号3ランをマーク。直近5戦で3発と量産モードに突入している。
今季前半は代打や途中交代の場面も多かったが、ここにきて4番を任されるなど信頼を寄せられている。
レイエスやマルティネス、水谷、万波とチームには長打力が期待できる選手も多く、ほかにも郡司裕也、田宮裕涼と好打者も控えていることで他球団にとっては脅威の打線となる。
上昇気流のチームにおいて、さらに復帰が待たれているのは、開幕から遊撃を任され攻守で存在感を示していた水野達稀もいる。
水野は6月21日の楽天戦(エスコン)の走塁中に負傷し、登録を抹消。その後、右足関節外側じん帯損傷と判明し、現在はファームで復帰を目指している。
前半戦のチーム躍進にはスピード感あふれる守備とパンチ力ある打撃の水野の貢献も大きかったとされることで、後半戦からの早期合流も期待されている。
前半戦最終カードは19日から相手本拠でリーグ2位のロッテと激突する。前半戦をベストフィニッシュで飾れるか。引き続きの快進撃を期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]