世界に挑むモトクロスライダー日本代表が登場。国別対抗戦とジュニアによる世界大会の壮行会が開催

2018年7月19日(木)13時25分 AUTOSPORT web

 7月15日、埼玉県大宮市でプロで活躍するモトクロスライダーの国別対抗戦『モトクロス・オブ・ネイションズ』と、モトクロスジュニアたちの世界大会『FIMワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップ』日本代表の壮行会が開催された。


 モトクロス・オブ・ネイションズはモトクロスの国別対抗戦。各国の代表3名のライダーによって争われる団体戦だ。2018年は10月7日にアメリカのレッドバッドで開催される。


 この大会に日本代表として選ばれたのは、横山遥希、富田俊樹、古賀太基の3名。横山は2012年より渡米し、アメリカでレース経験を積んできたジャンプの得意な19歳。


「今回の出場には感謝しかないです。アメリカでレースを経験してきたので海外の選手と戦うことにはプレッシャーはありません。日本代表として確実に予選を通過し、ひとつでも上位の成績を残せるよう頑張ってきますので応援よろしくお願いします」と、日本代表として世界と戦う意気込みを見せた。

モトクロス・オブ・ネイションズに参戦する横山遥希


 アメリカ在住のためこの壮行会には姿を見せることはできなかった富田はアメリカで活躍するライダーで、2018年はAMAナショナルに参戦中だ。同じく、古賀は全日本モトクロス選手権の国際A級(IA-2)クラスを戦っており、7月19日現在、ランキングトップにつけている。この3名で、世界各国代表のライダーを相手に上位進出をねらう。


 また、同日に開催されたワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップの壮行会には4名のジュニアモトクロスライダーが登場した。


 ワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップとはプロモトクロスの登竜門となる位置づけの大会で、モトクロスジュニアライダーの国別対抗戦として年に一度、行われている。2018年はオーストラリア・メルボルンのホーシャムを開催地として、8月26日に開催される。


 この大会にチームジャパンとして派遣されるのは、5名のジュニアモトクロスライダー。毎年ハイレベルな戦いとなるGP125クラスには中島漱也、GP85クラスには米田海斗と佐竹涼冴の2名が参戦し、GP65クラスは坂田大和と生島竜樹が挑む。


 中島はワールドジュニアモトクロスチャンピオンシップに2年ぶり2回目の参戦。「125ccはまだ誰も予選をとおったことがないので、しっかりと予選を通過して、順位をひとつでもあげられるように死ぬ気で走ってきますので皆さん応援よろしくお願いします!」と語り、前回参戦した85クラスよりステップアップしGP125クラスを戦う。

GP125クラスに参戦する中島漱也


 GP85クラスでは、2018年シーズンの全日本併催のJX85で3勝を挙げている米田が「世界のトップライダーとバトルができるように頑張ります」と語り、初参戦の佐竹は「いつもとは違うタイムアタックの予選をしっかりと走って、決勝は自分のベストを尽くし、トップの選手についていけるように、残り1カ月の練習で追い込んでいい成績を持って帰れるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

GP85クラスに参戦する米田海斗
GP85クラスに参戦する佐竹涼冴は初出場


 また、「初参戦の去年は緊張もあり走りが固くなってしまい、総合31位で終わってしまって悔しかったので、今年は成長を見せたい。15位以内を目標に頑張ります!」と語るのは、GP65クラスに参戦する坂田。

GP65クラスに参戦する坂田大和


 同じくGP65クラスに参戦する生島は10歳にしてアメリカに滞在しながらモトクロス修行を積んでいる。日本のモトクロス界の将来を背負うジュニアたちがそろい踏み。万全の体制で世界のジュニアライダーたちに挑む。


 壮行会には多くのスポンサーや関係者が駆け付け、ライダーたちはレースへの意気込みを語るとともに両親への手紙を読み上げるシーンでは涙を見せる父親の姿も。また、ライダーたちにはアライヘルメットから、チームジャパン仕様のヘルメットがプレゼントされた。


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