「ブーンの称賛を裏付けた」エンゼルスに連敗を喫したヤンキース NYメディアは先制本塁打のモニアクに賛辞

2023年7月19日(水)20時1分 ココカラネクスト

先制2ランを含む3安打を記録したモニアク。エンゼルスの勝利に大きく貢献した(C)Getty Images

 投打が噛み合い、スタジアムは連日の歓喜に沸いた。

 現地時間7月18日(日本時間19日)、エンゼルスは本拠地でのヤンキース戦に5-1で勝利し、前日に続いての白星で勝率5割復帰を果たした。

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 先制点を挙げたのはエンゼルスだった。初回、先頭打者のザック・ネトが安打で出塁し、2番の大谷翔平は空振り三振に倒れるも、続く3番ミッキー・モニアクがヤンキース先発のドミンゴ・ヘルマンからライトへの2点本塁打を放ちリードを奪う。

 その後も3回には満塁のチャンスを作り、ヘルマンの暴投でランナーが還り追加点を挙げる。また、5回にはランナーを一塁に置き、大谷が痛烈な打球をライトへはじき返しこれがタイムリースリーベースに。さらにモニアクも一塁強襲のヒットで5点目を挙げた。

 投げては先発のパトリック・サンドバルが7回1/3を投げ、ヤンキース打線に対し被安打2、ソロ本塁打の1点のみに抑えるピッチングを披露。前日のグリフィン・キャニング同様、先発として安定した内容でゲームを作り、チームに白星をもたらす活躍をみせている。

 この日も、それぞれの選手による要所での見事な働きが光り連勝となったエンゼルス。ワイルドカードを争うライバルから貴重な勝利で、久々のカード勝ち越しも決めた。

 一方で、敵地で連敗のヤンキースは地元メディアで試合内容が取り上げられるとともに、前日のゲームのエピソードなども交えて報じられているようだ。

 ニュースサイト『New York Daily News』では、試合後のレポート記事の中で、初戦のゲームで7回に大谷を敬遠しなかったことについてのアーロン・ブーン監督のコメントが話題となったことを振り返っている。指揮官が大谷を歩かせなかった理由として「彼の後ろを打つ選手(モニアク)も本当に優れた打者だ」と語っており、それについて同メディアは「彼の名前への言及は批判を呼んだ」とファンからの反響が大きかったと指摘した。

 しかし、2戦目ではそのモニアクが先制本塁打を含む3打点で勝利を呼び込んでおり、同メディアは「モニアクがオオタニの活躍を上回り、ブーンの賞賛を裏付ける結果を残した」と綴っており、さらに「モニアクは現在、打率.336、OPS 1.014を記録している」とその好調ぶりを称えている。

 他にも同メディアは、大谷のスリーベースや、サンドバルの好投など、連日の敵軍のパフォーマンスに賛辞を贈りながら、「最下位のヤンキースはカルロス・ロドンが登板する水曜日に勝利を収めて残念な遠征を終わらせようとするだろう」とトピックを結んでいる。

 投打の主力選手が存在感を示し連勝のエンゼルスに対し、力なく敗れ3連敗となったヤンキース。地元メディアのレポートの内容は、相手チームの底力を認めながらも、落胆の様子が伝わるものとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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