4位ターンの巨人に「原のメス」丸佳浩登録抹消で注目集める「選手の名前」

2023年7月19日(水)11時23分 ココカラネクスト

打撃不振での抹消は2年ぶりとなった丸(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 前半戦83試合を40勝、42敗1分けの借金2、セ・リーグ4位で折り返した巨人に衝撃が走った。

 開幕から一軍で出場を続けていた丸佳浩外野手が7月18日、出場選手登録を抹消されたのだ。

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 今季はここまで77試合に出場し、打率・235、11本塁打、25打点。2桁本塁打には到達したものの、なかなか好調が維持できず、特に得点圏打率は・182と苦しい内容が続いていた。17日のヤクルト戦(神宮)は「7番・中堅」でスタメン出場し、2打数無安打1打点1四球で途中交代していた。

 丸にとって打撃不振での抹消は21年6月以来、約2年ぶりとなる。昨年はチーム唯一となる3年ぶりの全試合出場で存在感を示していた。今季が5年契約の最終年となるベテランにとってはここから巻き返しを図れるかが注目となりそうだが、一方チームも3年ぶりのV奪回を果たせなければ、いよいよ厳しい目が向けられるとあって、原辰徳監督の選手への「叱咤」は続きそうだ。

 奮起を促される存在といえば、前半戦最終、17日のヤクルト戦で自身最短KOとなった菅野智之もいる。相手主砲の村上宗隆、内山壮真に2本の被弾を含む初回6失点、3分の1しか奪えずにマウンドを降りた。ことごとく初球を捉えられ、ヤクルト打線に撃破されたとあって、勝負の後半戦に向け、もう1度点検が必要となりそうだ。

 今季プロ11年目、開幕投手を託されながらコンディション不良で回避、菅野不在の間はWBCでも勇姿を見せた戸郷翔征が奮闘、2度の完投を含むリーグトップタイの8勝を挙げるなどチームを支えている。新旧エースの交代が鮮明となるか、後半戦巻き返しで菅野が意地を示せるかも注目となる。

 チームは前半戦最終を5連敗と苦しい折り返しとなった。坂本勇人、大勢といった主力を故障で欠いたことも響いているが、裏を返せばこれらの戦力の復帰が叶えば、まだ首位の阪神とは6・5ゲーム差とあって、十分上位戦線に食い込む見込みはある。苦しい中でも秋広優人の独り立ち、ドラフト4位ルーキー、門脇誠の堅守など若い力は光った。いざ勝負の後半戦へ、勢いづける選手が一人でも出てこれるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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