ユーロで明らかになったサウジアラビア移籍で失敗した選手とは?
2024年7月19日(金)14時30分 FOOTBALL TRIBE
ポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナサル)は、UEFA欧州選手権(ユーロ2024)前のサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)2023-24シーズンで、31試合に出場し35ゴール11アシストという驚異的な数字を残していた。
その結果ユーロでの得点王候補にも名前が挙がるなど、いつも通り開催前からロナウドの活躍に注目が集まっていたが、結果的に不調者というレッテルを貼られてしまっている。
海外メディアでは、ユーロに臨むにあたって、SPLに移籍した選手たちがどのような結果を残すかが大きな注目を集めていた。その理由の1つにSPLのレベルの低さが挙げられており、選手たちはユーロのような大きな大会で本来のリズムをつかむことはできるのかという疑問がついて回っていたのだ。
ロナウドはポルトガルのキャプテンとしてユーロ全試合時間510分中485分に出場。ポルトガルの他のフィールドプレーヤーの中でも1番多い時間だった。すでに決勝トーナメントへの進出が決定していたグループリーグ第3戦でも、他のレギュラー選手が控えに回り休息をとるなか唯一先発出場していた。
しかし、5試合で23本ものシュートを放ったにも関わらず、PKを含む全てのシュートでゴールを奪うことができなかったロナウド。ゴール期待値は3.5であった。
残念なことにロナウドは、SPLのレベルの低さを払しょくできずに終わったと同時に、優勝を目指せるメンバーを揃えながら準々決勝で敗退したポルトガルチームのスケープゴートにされても文句はいえない結果となった。