白鵬 「問題ある言動」理由に一代年寄を認められぬ可能性も

7月20日(土)7時0分 NEWSポストセブン

モンゴル国籍離脱が認められた白鵬だが…(時事通信フォト)

写真を拡大

 この1年の横綱・白鵬(34)の成績を振り返ると、「休場」と「優勝」の繰り返しである。


 昨年の名古屋場所を途中休場し、同秋場所で全勝優勝するも、九州場所は全休。今年に入ってからも、初場所を途中休場した後の春場所で全勝優勝したが、先場所は全休している。


 衰えが隠せないなかでも“出れば勝つ”からこそ、横綱の威厳を保ててきた。それが今場所、ガチンコ勢に遅れを取るようなら、いよいよ引退の二文字が現実味を帯びてくる。


 実際、それを見据えた動きも表面化している。引退後、親方として協会に残るには日本国籍取得が条件となるが、場所前の6月28日、白鵬のモンゴル国籍離脱が承認された。今後は日本での手続きに入る。


 焦点は、「一代年寄」の資格が与えられるかだ。功績著しい横綱のみ、引退後も現役時代の四股名で親方として協会に残れる制度だが、過去に認められたのは大鵬北の湖千代の富士(辞退して「九重」を襲名)、貴乃花の4人のみ。


「優勝回数などでみれば白鵬には十分、資格があるが、問題ある言動が多すぎる。貴ノ岩暴行事件への関与、横審によるカチ上げや張り手への警告、優勝インタビューで観客に万歳三唱や三本締めを求めるなど、横綱としての品位に欠ける言動ばかり。それを理由に協会が一代年寄を認めないとする見方も根強くある。


 そうなれば白鵬は当然、反発するでしょうから、この先、一悶着あるのは間違いない。いずれにしても、協会執行部に目を付けられている以上、稀勢の里のように7場所も8場所も休み続けることは認められないでしょう。ここからは崖っぷちの戦いが続く」(ベテラン記者)


 番付が下がることのない横綱は、“引き際”を自ら決めなくてはならない。だからこそ、難しい。


 32回の優勝を誇った横綱・大鵬は、1971年夏場所で引退。きっかけはのちに大関となる当時21歳の貴ノ花に黒星を喫したことだった。第58代横綱・千代の富士も、1991年夏場所の初日に18歳の貴花田(後の横綱・貴乃花)に敗れ、引退の時を悟った。この千代の富士と貴花田の対戦も、「初顔合わせ」の一番だった。今回も先場所初優勝の朝乃山との初顔合わせが控えている。


 12年にわたって横綱として君臨してきた白鵬にも、「その時」は確実に迫っている。


※週刊ポスト2019年7月19・26日号

NEWSポストセブン

「白鵬」をもっと詳しく

このトピックスにコメントする

「白鵬」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ