スーパーGT:第4戦SUGO公式練習はWAKO’S最速。ホンダ、ニッサンが続く

2017年7月22日(土)11時34分 AUTOSPORT web

スーパーGT第4戦SUGOの公式練習が7月22日、宮城県柴田郡のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスはWAKO’S 4CR LC500のアンドレア・カルダレッリが、GT300クラスはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3の飯田章がトップタイムをマークした。


 午前中の公式練習は気温31度、路面温度40度、事前に雨の予報も伝わっていたが、当日は雲が広がるものの陽が射す天候の下、ドライコンディションで行われた。


 直前に実施されたFIA-F4選手権の公式予選が赤旗中断となったため、スーパーGTの公式予選は5分ディレイ。9時5分にセッションが開始すると、各車続々とコースインする。


 各車ピットインやコースを周回してマシンチェックを行うなか、沈黙を守っていたのはDENSO KOBELCO SARD LC500だ。1ラップを走行したあとにそのままピットイン。ピットに留まり続けていたものの、開始約10分を過ぎたころにヘイキ・コバライネンがステアリングを握ってコースインする。


 同じく開始約10分過ぎ、平川亮がドライブするKeePer TOM’S LC500が馬の背コーナーでコースオフ。しかし、これはウォールにヒットした様子もなくコースに復帰した。


 開始15分を過ぎた時点でセッションをリードしていたのは フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rの佐々木大樹。1分13秒510でリーダーボードのトップに立つ。
 
 それに続いたのが、スタート直後にピットで沈黙していたDENSO KOBELCO SARD LC500のコバライネン。さらにカルソニック IMPUL GT-Rの安田裕信、WedsSport ADVAN LC500の関口雄飛が並び、トップ5台は1分13秒台で周回を重ねる。


 開始25分を過ぎたころ、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-RとHitotsuyama Audi R8 LMSが、最終コーナーで接触。お互いマシンにダメージを負ってピットインとなった。


 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rは左のフロントウイングにダメージを受けてしまう。フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rは、このとき2番手につけており、快調にラップタイム刻んでいただけに悔やまれる接触だった。しかしその後無事にコース復帰し、最終的には1分12秒505の3番手タイムでセッションを終えている。


 開始30分を過ぎた9時35分、レインボーコーナーの先付近でマッハ車検 MC86 GTNETがガードレールに後ろから衝突。マシン後部に大きなダメージを追って修復のためにピットインした。


 GT300クラスで序盤にトップタイムを記録したのはUPGARAGE BANDOH 86。1分19秒台のタイムでセッションをリードする。これに前戦オートポリスでポールポジションをVivaC 86 MC、B-MAX NDDP GT-Rが続いた。


 9時55分ごろ、S字コーナーを過ぎたあたりでシンティアム・アップル・ロータスがスピン。コースに復帰できたものの、接触があったようで、パーツをまき散らしながらの走行となる。


 さらにこの直後、このレッドフラッグが出たあたりで、KeePer TOM’S LC500の平川亮が馬の背コーナー手前でマシンを停止。マシンはその手前からスローダウンしており、マシントラブルによるもののようだ。なお、この車両回収のためにレッドフラッグ提示、セッションは約6分間の中断となった。


 1時間を経過した時点で、GT500クラスでセッションをリードしていたのはRAYBRIG NSX-GT。これにDENSO KOBELCO SARD LC500、au TOM’S LC500とレクサス勢が続く状況。


 GT300クラスはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が1分19秒670でトップタイム。2番手にはUPGARAGE BANDOH 86、3番手にはVivaC 86 MCが続いている。


 10時14分、各車が予選へ向けてセッションを消化する中、トラブルによりEpson Modulo NSX-GTが開始40分を過ぎてもコースインできずにいたEpson Modulo NSX-GTがピットを離れた。ベルトラン・バゲットがドライブし、コースインする。


 Epson Modulo NSX-GTはこの後行われたGT500の占有走行で、松浦孝亮のドライブ中に4コーナーでスピン。問題なくコースに復帰したものの、最後までトップに食い込むタイムを叩きだすことはできなかった。


 間もなく各クラスの占有走行を迎える時刻であった10時29分、SPコーナーのインで平手晃平がステアリングを握るDENSO KOBELCO SARD LC500がスピンし、クラッシュバリアに突っ込む。このクラッシュにより赤旗中断となり、GT500クラス、GT300クラスによる公式練習はこの赤旗中断をもって終了となった。


 この時点でGT500クラスのトップは1分13秒241でフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R。ここにRAYBRIG NSX-GT、DENSO KOBELCO SARD LC500が続く。GT300クラスはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3が1分19秒670でトップ。2番手UPGARAGE BANDOH 86、3番手がVivaC 86 MCだ。


 10時34分から開始した各クラスの占有走行。ここでは午後に行われる予選を見据えたタイムアタックも見られた。


 10分間にわたり行われたGT300クラスの占有走行では、B-MAX NDDP GT-Rが1分19秒742で2番手に浮上。その後トップタイムを更新するマシンは現れず、トップタイムはSYNTIUM LMcorsa RC F GT3のままセッションが終了した。


 その後、同じく10分間のGT500クラスの占有走行が行われた。トップタイムをマークしたのはKeePer TOM’S LC500のニック・キャシディで1分12秒592。フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rがトップに浮上するも、その直後にWAKO’S 4CR LC500が1分12秒394のタイムでリーダボードのトップに立つ。


 最終的にこのタイムが更新されることはなく、GT500クラスのトップはWAKO’S 4CR LC500、2番手にARTA NSX-GT、3番手にフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rで続き、レクサスLC500、ホンダNSX-GT、ニッサンGT-Rがトップ3台を分け合う結果となった。


 午後に行われる公式予選では、雨の予報も出ている。真夏の3連戦の初戦となる第4戦SUGOで、ポールポジションを獲得するのはいったい誰になるのか。


 公式予選Q1は、GT300クラスが14時10分から、GT500クラスが14時30分から行われる。


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