ストロール、2019年は低迷するウイリアムズからフォース・インディアへ移籍か

　今シーズン、パフォーマンスの低調が続いているウイリアムズに不満を抱えるランス・ストロールは、2019年のフォース・インディア移籍を検討していると噂されている。　

　FW41の空力面の問題が長引いていることに悩まされているウイリアムズは、これまでのところ低迷状態にあり、ドライバーたちも下位に沈むことが多い。

　アゼルバイジャンGPで8位に入賞し、2018年唯一のポイントをチームにもたらしたストロールは、ウイリアムズの状況が好転することを願っている。しかし19歳のストロールは、ウイリアムズの問題が続くようであれば、他の選択肢を検討するつもりのようだ。

「状況を改善し、チームとして目指す場所にたどり着きたいと思う」とドイツGP前の木曜日、ホッケンハイムでストロールは述べた。

「また、ドライバーとして自分にとってベストなことをやりたいと思う。だから適切なタイミングですべての結論を出し、将来に向けて何が最善か答えを出すことになるだろう」

「自分が何をするか、将来がどうなるかはまだ分からない。僕は今日やるべきことをやって、今のことに集中している。将来のことはおいおい分かるだろう」

　ストロールのキャリアはファッション界の大物である父親のローレンス・ストロールが財政的に支えている。つまり彼がフォース・インディアへ移籍することで、チームに財政支援が行われる可能性がある。

　ストロールがフォース・インディアへ移籍することになった場合、必然的にセルジオ・ペレスがチームを離脱することになるだろう。彼はハースからのオファーを検討していると見られている。

「そうしたことの詳細についてコメントするつもりはない。僕は毎週末、自分が今いるレースに集中している。やることがたくさんあるんだ」とストロールは主張した。

「現状、F1には不確定なことがたくさんあると思う。昨年はルーキーとして素晴らしい経験をしたけれど、難しい時もあった。ルーキーイヤーには色々なことがあるだろうと予想していたけれど、全体的には良いルーキーシーズンだった」

「そして今年、ウイリアムズのパフォーマンスと自分たちの状態にみんなとても驚き、ショックを受けていると思う。だからまだ終えるときではないと思う」