WRC:シトロエン、ラリー・フィンランドでマシン改良。フロントアクスルジオメトリーを見直す

2018年7月24日(火)12時17分 AUTOSPORT web

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているシトロエン・レーシングは、7月26〜29日に行われる第8戦フィンランドに向けて、シトロエンC3 WRCのフロントにアップデートを実施した。


 2018年シーズン、いまだに勝利を挙げられていないシトロエンは、マシンのハンドリング向上を狙って4月の第5戦アルゼンチン前にはマシンのリヤアクスルに改良を実施済み。今回はさらなるハンドリング向上を狙ってフロントアクスルジオメトリーに手が加えられた。


 ブリーンはラリー・フィンランドに向けた事前テストと、7月13〜15日にエストニアで行われたラリー・エストニアで、この改良型C3 WRCをドライブしており、ラリー・フィンランドの高速グラベル(未舗装路)ステージではアップデートの恩恵を受けられそうだとの見方を示している。


「ラリー・エストニアは僕にとってとても良い準備になった」とブリーン。


「いくつかの点を見直すチャンスがあったし、新たなフロントのジオメトリーによって、C3 WRCのバランスがより改善されたことも分かったんだ」


 チーム代表のピエール・ブダールは「(ラリー・フィンランドという)最高のイベントに挑むためにはあらゆる足かせを取り払う必要があった」と述べている。


「ラリー・エストニアと4日間の事前テストを経て、我々は準備が整っていると感じている」


「ラリー・フィンランドは(2016年にクリス・ミークが優勝し)クルーが勝ち方を知っているラウンドでもある。アップデートを投じたC3 WRCとともに先頭争いができると確信している。依然として(ライバルとは)僅差の争いなのは承知しているがね」


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