フルトンに迫った井上尚弥の睨みに米記者も熱視線! 完璧なコンディション調整には「驚異的だ」と賛辞

2023年7月24日(月)15時0分 ココカラネクスト

フルトンに強烈な睨みを利かせた井上。その行動は海外でも話題となっている。(C)Getty Images

 一歩も譲らぬ睨み合いとなった。

 7月24日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(25日・有明アリーナ)の前日公開計量が横浜市内で行なわれ、2団体統一王者のスティーブン・フルトン(米国)と挑戦者の井上尚弥(大橋)がそれぞれ盤石の調整ぶりを披露した。

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 先に計量を行なったフルトンがリミットの55.3キロでクリアすれば、井上も55.2キロでパス。双方ともにバキバキに鍛え上げられた肉体を披露し、計量後には笑みを浮かべた。試合に向けてコンディションに問題はなさそうだ。

 話題となっているのは、計量後に実施されたフェイスオフだ。互いに一切目線を逸らず、約33秒間にわたってジーっと睨みあったのである。言葉を交わさず、相手に手を出すこともなかった。それでも両雄の視殺戦が繰り広げられた瞬間、会見場に独特の緊張感が漂った。

 普段はクレバーな井上が関係者に制止されるまでにらみ続けた。そんなモンスターの好戦的に見えた振る舞いは、米メディアでもクローズアップされている。

 米専門サイト『Boxing Scene』のジェイク・ドノバン記者は「イノウエとフルトンが驚異的なコンディション調整と体重管理を披露した」と、圧巻だった両雄の計量を絶賛。そのうえで、「睨み合いは激しく、関係者によって強引に打ち切られるまで続いた」とレポートした。

 もっとも、ドノバン記者を驚かせたのは井上のプロフェッショナルな調整ぶり。55.2というほぼリミットに近い数値を叩き出した計量に「約5年ぶりに挑戦者の役割を果たすイノウエは、驚異的な121.7ポンドの増量に成功した」と褒めちぎっている。

 互いに緊張感を高めあったフルトンと井上。いよいよ明日に迫った大一番はいかなる決着を見るだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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