なでしこジャパン、イギリス女子代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。岩渕真奈や長谷川唯の起用はあるか?【東京五輪女子サッカー】

7月24日(土)6時0分 フットボールチャンネル

なでしこジャパン(日本女子代表)は24日に東京五輪2戦目となるグループE第2節イギリス女子代表戦を迎える。第1節のカナダ女子代表戦は何とか1-1のドローに持ち込んだが、高倉麻子監督は大事な勝利が欲しい2戦目にどのようなメンバーで臨むのか。イギリス代表戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する。※通算成績は21日のカナダ女子代表戦までのもの

GK

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山下杏也加(背番号18)
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1995年9月29日(25歳)
代表通算成績:40試合44失点

 山下杏也加は高校卒業後に加入した日テレ・東京ヴェルディベレーザを離れ、今季からINAC神戸レオネッサに移籍となった。WEリーグのプレシーズンマッチで山下は全4試合に先発出場。無失点&4連勝に貢献した。6月の代表戦ではウクライナ女子代表戦に先発出場でクリーンシートを記録。山下の武器はセービングだ。相手に流れがいきかけた状況でも、シュートストップで自分たちに流れを引き戻すことができる。また、足元の技術がありフィード力に定評がある。一番後ろからのロングボールで一気にチャンスに繋げることができることも特徴だ。池田咲紀子との正守護神争いも気になるところだ。

DF

清水梨紗(背番号2)
所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日:1996年6月15日(25歳)
代表通算成績:39試合1得点

 不動の右サイドバックである清水梨紗は、高倉麻子監督のサッカーに欠かせない選手だ。年代別の日本代表にも選出されている清水は、年代別の代表で指導を受けていたこともあり高倉監督からの信頼も厚い。なでしこジャパンでは代えの効かない選手だ。日テレ・ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織であるメニーナで頭角をあらわすと、2013年にトップチームに昇格。その後も主力として活躍し、なでしこリーグ5連覇などに貢献。同リーグベストイレブンを4度受賞している。昨季からはベレーザの主将も任されており、選手からの信頼も厚い。清水の特徴は無尽蔵のスタミナで激しい上下動を繰り返し、攻守に貢献すること。サイドからチャンスを作ったと思ったら、すぐに守備に戻りサイドからのカバーリングや対人の強さでチームを救う。汗かき役として、チームの攻守に貢献できる非常にありがたい選手だ。

熊谷紗希(背番号4)
所属クラブ:バイエルン(ドイツ)
生年月日:1990年10月17日(30歳)
代表通算成績:116試合1得点

 熊谷紗希は2011年のワールドカップ優勝を経験している一人だ。なでしこジャパンの主将は、世界でもトップレベルのDFである。浦和レッズレディース(三菱重工浦和レッズレディース)出身の熊谷は2011年にドイツのフランクフルトへ移籍。そこでの活躍が認められ、2013年にリヨンへ移籍となる。世界最高峰のクラブでも主力としてプレーし、2019/20シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)では決勝ゴールを記録。男女通じてCL決勝でゴールを決めた最初の日本人選手となった。リヨンでWCL5連覇などに貢献した熊谷は、今季からブンデスリーガ女子のバイエルンでプレーすることになった。熊谷は圧倒的なスピードを持っているとは言えないが、的確な読みや対人の強さ、足元の技術や空中戦の強さ、さらにリーダーシップを兼ね備えるなどDFに必要な能力が高いのも特徴だ。それだけではなく、ボランチでもその能力を遺憾なく発揮する。なでしこジャパンの主将は、日本を初の金メダル獲得に導くことができるだろうか。

南萌華(背番号5)
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
生年月日:1998年12月7日(22歳)
代表通算成績:16試合1得点

 南萌華は宮川麻都とともにU-20女子ワールドカップ優勝に貢献した。浦和レッズレディース(三菱重工浦和レッズレディース)の下部組織から2017年にトップチーム昇格。すぐには主力としてプレーできなかったが、2018年から出場機会が増え現在は不動のCBにまで成長した。昨季は浦和のリーグ優勝に貢献し、自身2度目のなでしこリーグベストイレブンに選出された。熊谷紗希がなでしこジャパンでは不動のCBとなっているが、そのNo.1相方候補としての呼び声も高い。しかし、最近では宝田沙織の台頭も著しくポジション争いに注目が集まりそうだ。U-20ワールドカップに続く2度目の世界一を経験することができるだろうか。

宮川麻都(背番号16)
所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ
生年月日:1998年2月24日(23歳)
代表通算成績:14試合0得点

 宮川麻都は2018年に行われたU-20女子ワールドカップに出場し、日本の初優勝に貢献した。そして翌年にアメリカで開催されたSheBelieves Cupでなでしこジャパンデビュー。その後もクラブで活躍すると、2019年6月のワールドカップに臨むなでしこジャパンメンバーに選出されたが、出番なしに終わった。宮川は左右両サイドバックでプレーでき、さらにはサイドハーフやボランチを担うこともできる。サイドからのクロスも正確でチャンスを演出するボールを送ることができる。今回は鮫島彩が落選となっている中、左サイドバックとしての出場に期待がかかる。金メダル獲得が期待される中、宮川は東京五輪という大舞台で活躍することができるだろうか。

MF

籾木結花(背番号15)
所属クラブ:OLレインFC(アメリカ)
生年月日:1996年4月9日(25歳)
代表通算成績:38試合14得点

「ニコル」というミドルネームを持つ籾木結花は米国・ニューヨーク出身。2009年に日テレ・ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織に入団。各年代別の代表にも選出されており、2012年のU-17女子ワールドカップに出場。続く2016年のU-20女子ワールドカップでは日本の3位入りに貢献している。2012年にトップチームに昇格した籾木はベレーザの連覇や皇后杯3連覇、リーグ杯優勝などに貢献してきた。そして昨年5月にアメリカNWSL(ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ)のOLレインへ完全移籍。だが新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中止されたことなどもあり、スウェーデンのリンシェーピングFCへレンタル移籍となった。昨季は負傷によりスウェーデンでは1試合の出場にとどまったが、今季もリンシェーピングへレンタルされることが決まっている。籾木は153cmと小柄ではあるが、抜群のテクニックを誇るMFだ。右サイドを主戦場とし、ドリブルやパスでチャンスを演出する。また、右サイドからの利き足である左足シュートは一級品。様々なタイプのシュート蹴ることができる。東京五輪本大会で”ニコル”は飛躍することができるだろうか。

中島依美(背番号7)
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1990年9月27日(30歳)
代表通算成績:87試合14得点

 中島依美は高倉ジャパンに欠かせない存在だ。高校卒業後の2009年にINAC神戸レオネッサに入団。加入初年度から出場機会を与えられ、2年目から主力に定着した。2010年のU-20女子ワールドカップに出場した中島は3試合全てにフル出場を果たすも、日本はグループリーグ敗退となった。中島は2011年のワールドカップ、続くロンドン五輪のメンバーには選出されなかったが、その後徐々に代表にも定着。2019年の女子ワールドカップに出場した。中島の特徴は正確無比なキックだ。抜群のテクニックを武器に長短のパスを使い分け、味方のチャンスを演出することができる。また、正確なキックを持つ中島のセットプレーはなでしこジャパンの武器となるはずだ。自身初の五輪で金メダル獲得を目指す。

杉田妃和(背番号6)
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
生年月日:1997年1月31日(24歳)
代表通算成績:23試合2得点

 今季からINAC神戸で背番号10を背負う杉田妃和は、復帰を果たした星川敬監督のもとFWとして起用されている。WEリーグプレシーズンマッチでは全試合にFWとして先発出場。ゴールこそなかったものの、抜群のボールキープ力を発揮。4戦全勝&全試合クリーンシートに貢献した。杉田も各年代別の代表に選出されており、2014年のU-17女子ワールドカップ優勝と2016年のU-20女子ワールドカップ3位入りに貢献。両大会で大会最優秀選手を獲得した。2018年8月になでしこジャパンデビュー。2019年の女子ワールドカップ出場を果たした。杉田の特徴はリーチを活かしたキープ力で、FWでも中盤の底でも簡単にはボールを失わない。また、長短のパスを使い分けることができ、味方のチャンスを演出することができる。さらに守備能力も高く、中盤で相手の攻撃の芽を摘むことができる。初戦のカナダ代表戦は途中出場ながら、相手に傾いた流れを変えインパクトを残した。自身初の五輪で飛躍を誓う。

長谷川唯(背番号14)
所属クラブ:ACミラン(イタリア)
生年月日:1997年1月29日(24歳)
代表通算成績:47試合9得点

 年代別の日本女子代表に選出されてきた長谷川唯は、年代別の代表も指導してきた高倉麻子監督のサッカーを体現する高倉チルドレンと呼ぶに相応しい選手だ。2014年に行われたU-17女子ワールドカップでは中心選手として活躍し、日本の優勝に貢献した。高倉監督の戦術に対する理解度も高い。長谷川の特徴は、やはり技術に裏打ちされたドリブルだ。細かいタッチで狭いスペースでも突破でき、シュートまで繋げることができる。長谷川は下部組織時代からプレーしてきた日テレ・ベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)を離れ、今年1月にイタリアのACミランへ加入。同クラブのセリエA2位入りとクラブ史上初のUEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権獲得に貢献した。そんな長谷川にはバルセロナやパリ・サンジェルマン(PSG)など女子の強豪チームが熱視線を送っているという噂がある。東京五輪で活躍を見せれば、複数のビッグクラブが争奪戦を繰り広げることになるかもしれない。

FW

岩渕真奈(背番号10)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
生年月日:1993年3月18日(28歳)
代表通算成績:78試合36得点

 間違いなくなでしこジャパンのエースと呼べるのは岩渕真奈だろう。東京五輪メンバーではW杯で優勝を経験したのは熊谷紗希と岩渕だけ。当時18歳の岩渕は、澤穂希や川澄奈穂美、岩清水梓など日本代表を引っ張った先輩たちの背中を見ていた。今回の五輪では澤が背負った背番号10をつけ、エースとしてチームを引っ張ることが求められる。同選手は2017年6月にバイエルン・ミュンヘンからINAC神戸レオネッサに移籍。そして、WEリーグを戦う同クラブでのプレーではなく、海外への再挑戦を選択した。昨年12月からアストン・ヴィラでプレーし、いきなり主力として活躍。新シーズンからはイングランドの強豪アーセナルでプレーすることになった。岩渕の特徴は何と言ってもテクニック。ドリブル、シュート、パスとどれを取っても世界レベルだ。フィジカルはやや劣るが、それでも最高レベルのテクニックでカバー。長谷川唯や菅澤優衣香などとの連係も抜群だ。初戦のカナダ戦では同点ゴールを決め、日本を敗戦から救った。日本のエースが今後もチームを引っ張れるか注目だ。

菅澤優衣香(背番号9)
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
生年月日:1990年10月5日(30歳)
代表通算成績:76試合24得点

 その岩渕真奈と2トップのコンビを組むのが菅澤優衣香だ。昨季はなでしこリーグ最優秀選手の受賞と得点王を獲得。さらに浦和レッズレディースのリーグ優勝に貢献するなど最高のシーズンを送った。これまでアルビレックス新潟レディース、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、浦和Lと3クラブでプレーしてきた菅澤は自身初のタイトル獲得となった。同選手はフィジカルを武器にしたポストプレーが得意なFWだ。足元の技術もあり、しっかりとタメを作って味方の上がりを待つことができる。岩渕真奈や田中美南、長谷川唯など裏に抜け出せる選手が多い中、ポストプレーができる選手は大変貴重だ。また、クラブでゴールを量産することからも分かる通り、シュートセンスもある。競り合いにも強くクロスボールからのヘディングシュートは、フィジカルの強い海外選手も手を焼くことだろう。日本の金メダル獲得には菅澤のゴール量産がカギを握るかもしれない。

予想フォーメーション

▽GK
山下杏也加

▽DF
清水梨紗
熊谷紗希
南萌華
宮川麻都

▽MF
籾木結花
中島依美
杉田妃和
長谷川唯

▽FW
岩渕真奈
菅澤優衣香

▽監督
高倉麻子

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