アーセナルに4失点完敗…トゥヘル監督「負けるべくして負けた」

2022年7月25日(月)11時4分 サッカーキング

チェルシーを率いるトゥヘル監督 [写真]=Getty Images

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 チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、現在のチーム状況に問題があることを認めた。24日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 チェルシーは23日にアメリカ・フロリダで行われたプレシーズンマッチでアーセナルと対戦。4バックで臨んだ前半に2失点すると、3バックに変更した後半にも2失点を喫し、0−4で敗れた。

 プレミアリーグ開幕を2週間後に控える中で、地元ライバルに完敗を喫したチェルシー。試合後、トゥヘル監督は「まったくリラックスできる状況ではない。私たちは負けるべくして負けた。なぜなら、単純に私たちは良くなく、競争力がなかったからだ」と振り返り、チームが問題を抱えていることを認めた。

「心配なことは、この試合に対する肉体的、身体的なコミットメントのレベルが、私たちよりもはるかにアーセナルの方が高かったことだ。彼らはここ数週間で最強の布陣で臨んできたと思うし、これがプレミアリーグの試合で先発するメンバーだったと思う。私たちはそうではなかった。これは考慮すべき点ではあるが、ほんの一部であり、他の部分については心配している」

 続けて、トゥヘル監督は「2週間で準備が整うことを保証することはできない」とプレミアリーグ開幕までに問題を解決できるかはわからないとも語った。

「今日のアーセナルは私たちが匹敵できないほどの疲労感や肉体的、精神的なコミットメントのレベルを見せており、私たちにはそれが欠けている。なぜなら、多くの選手が退団することや、他の選択肢を探しており、すでにクラブを去った選手たちもいる。今のところはこれが明らかになってしまっている」

 昨シーズンは3位で終わったチェルシー。優勝のマンチェスター・Cや2位リヴァプールとの差について聞かれたトゥヘル監督は「過去2週間、そして今日の試合を終えた現時点で、先にいる2チームについて話すことなどない」とコメントしつつ、「私たちは来シーズンのチャンピオンズリーグに出場しないチーム(昨季5位のアーセナル)に完敗した。それが私たちの現在地だ。そして、今のところ彼らは私たちよりもはるか先に進んでいる」と危機感を口にした。

 チェルシーは今後、29日にイタリアでウディネーゼとの親善試合を予定しており、その後に8月6日に行われるエヴァートンとのプレミアリーグ開幕戦に臨むことになる。

 トゥヘル監督は「個人的な感想だが、私は過去にプレシーズンで0−4なんかで負けた記憶がない。プレシーズンで2試合連続勝てなかったことも覚えていない」と異常事態であることを認めた一方で、チームの立て直しに向けて立ち上がらなければならないことを強調した。

「もちろん、私にも責任がある。解決策を見つけなければならない。私たちはこれから家へと帰る。1日と半分しかないが、火曜日までに解決策を提示しなければならない。私、そしてコーチングスタッフ、チームと一緒に立ち上がってこの痛みを乗り越える方法を見つけないといけない」

サッカーキング

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